平成30年(2018年) マンション管理士 試験問題 及び 解説
ページ2(問26より問50まで)
建物の区分所有等に関する法律(以下、当解説では、「区分所有法」といいます)では、法律用語として「マンション」の定義がありません。しかし、マンションの管理の適正化の推進に関する法律(以下、当解説では、「マンション管理適正化法」といいます)第2条では、以下のように定義されていますので、マンションの用語を試験で使用する際にはこのような「マンション(マンションの管理の適正化の推進に関する法律(以下「マンション管理適正化法」という。)第2条第1号イに規定するマンションをいう」の表現が使用されます。
そこで、マンション管理適正化法第2条とは、※ ・マンション標準管理委託契約書は、平成30年3月9日付で24条に「反社会勢力の排除」などの改正があり、平成30年度の試験から出題適用となるので注意のこと。
・マンション標準管理規約は、平成29年8月29日付で「民泊」で12条に改正があり、平成30年度の試験から出題適用となるので注意のこと。
・マンションの管理の適正化に関する指針(国土交通省告示第490号)及びマンション標準管理規約は、平成28年3月14日付で大幅な改正があった。
・マンション標準管理委託契約書は、平成28年7月に改正があり、平成29年度の試験から出題適用となるので注意のこと。
・マンション標準管理規約は、平成16年に改正があった。また、平成23年7月にも小幅な改正があった。
・マンション標準管理委託契約書は、平成15年に改正があった。また、平成22年5月にも改正があった。
注:マンション標準管理規約(単棟型)は以下、当解説では、「単棟型」を略して、「標準管理規約」といいます。 〔問 26〕 役員の選任等に関する標準管理規約及び標準管理規約コメントの規定によれば、標準管理規約の本文には規定されていないが、管理組合の規約で定めることもできるとされている事項は、次のうちいくつあるか。ただし、外部専門家を役員として選任できることとしていない場合とする。 |
問27 |
注:マンション標準管理規約(単棟型)は以下、当解説では、「単棟型」を略して、「標準管理規約」といいます。 問 27〕 甲マンションの105 号室を所有している組合員Aの取扱いに係る次の記述のうち、標準管理規約によれば、適切なものはいくつあるか。ただし、甲マンションの規約には外部専門家を役員として選任できることとしていない場合とする。 |
問28 |
注:マンション標準管理規約(単棟型)は以下、当解説では、「単棟型」を略して、「標準管理規約」といいます。 〔問 28〕 総会の決議に関する次の記述のうち、標準管理規約によれば、適切なものはどれか。 |
注:マンション標準管理規約(単棟型)は以下、当解説では、「単棟型」を略して、「標準管理規約」といいます。 〔問 29〕 理事会に関する次の記述のうち、標準管理規約によれば、適切なものはどれか。ただし、会議の目的が建替え決議又はマンション敷地売却決議ではない場合とする。 |
問30 |
注:マンション標準管理規約(単棟型)は以下、当解説では、「単棟型」を略して、「標準管理規約」といいます。 〔問 30〕 管理組合の会計に関する次の記述のうち、標準管理規約によれば、適切なものはいくつあるか。 |
問31 |
注:マンション標準管理規約(単棟型)は以下、当解説では、「単棟型」を略して、「標準管理規約」といいます。 〔問 31〕 団地管理組合や各棟の区分所有者が行うことができる行為に係る次の記述のうち、「マンション標準管理規約(団地型)及びマンション標準管理規約(団地型)コメント」(最終改正平成30
年3月30日 国住マ第60号)によれば、適切でないものはどれか。 |
注:マンション標準管理規約(単棟型)は以下、当解説では、「単棟型」を略して、「標準管理規約」といいます。 〔問 32〕 複合用途型マンションの管理組合の理事長から、管理規約の変更に係る相談を受けたマンション管理士が行った次の回答のうち、「マンション標準管理規約(複合用途型)及びマンション標準管理規約(複合用途型)コメント」(最終改正平成29
年8月29 日 国住マ第33 号)によれば、適切でないものはどれか。 |
〔問 33〕 甲管理組合と乙管理会社との間の管理委託契約に関する次の記述のうち、「マンション標準管理委託契約書及びマンション標準管理委託契約書コメント」(最終改正平成30
年3月9日 国土動指第97 号)によれば、適切でないものはどれか。 |
〔問 34〕 平成30年4月に行われた甲マンション管理組合の理事会において、会計担当理事が行った平成29 年度決算(会計年度は4月から翌年3月まで)に関する次の説明のうち、適切なものはどれか。ただし、会計処理は発生主義の原則によるものとし、資金の範囲は、現金預金、未収金、前払金、未払金及び前受金とする。 *私の過去問題の解説を読んでいる人には、度々の重なる説明で恐縮ですが、マンションの管理組合では、明確な会計基準がありません。 会計処理は、以下の原則があります。
いまさら、会計の基本からの解説は、おいといて、簿記上以下の重要な会計帳簿があります。
として、処理されたものです。 この、平成28年度の正味財産には、影響がありました。
となります。
となり、資産から負債を引いた正味財産は、¥40,000 、¥40,000 の同額となり、結果として、平成29年度決算の貸借対照表の正味財産は、増減がなく、4万円増加していますは、適切ではありません。
となり、負債の増加により、正味財産も その分 減少しますから、平成29年度決算の貸借対照表の正味財産の増減には影響がありませんは、適切ではありません。
となり、前払金も現金預金も共に資産勘定であるため、資産としては、増減がなく、また正味財産も、増減がなく、平成29年度決算の貸借対照表の正味財産が3万円減少していますは、適切ではない。 |
〔問 35〕 管理組合及び管理組合法人の税金に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。ただし、「収益事業」とは法人税法(昭和40 年法律第34
号)第2条第13号及び法人税法施行令(昭和40 年政令第97号)第5条第1項に規定されている事業を継続して事業場を設けて行うものをいう。 |
〔問 36〕 マンションの建物及び設備の維持管理に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。 |
〔問 37〕 マンションの建物及び設備の劣化診断における調査の目的と使用する調査機器に係るア~エの組合せのうち、適切なものの組合せは、1~4のうちどれか。 |
〔問 38〕 長期修繕計画の作成・見直し及び修繕設計に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。 |
〔問 39〕 マンションの修繕工事に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。 |
〔問 40〕 マンションの構造に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。 |
〔問 41〕 マンションの共用部分のバリアフリー設計に関する次の記述のうち、住宅の品質確保の促進等に関する法律(平成11 年法律第81号)に基づく住宅性能表示制度における高齢者等配慮対策等級の等級5の基準に適合しないものはどれか。 |
〔問 42〕 マンションの建物に使用される建築材料に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。 スランプ試験をして、水/セメント比を計ります。
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〔問 43〕 マンションの給水設備に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。 |
〔問 44〕 マンションの排水設備に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
そこで、設問の、敷地内に設置する排水横主管の管径が150 mmの場合に、円滑に排水を流すために、勾配を200分の1以上としたは、適切です。 |
〔問 45〕 マンションの設備に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。 |
*注:問46から問50までは、マンション管理士試験か管理業務主任者試験の合格者には免除される部分です。また、この問46から問50は、「マンション管理適正化法」と同指針からの出題と決まっていますので、出題は似たような内容となります。過去問題はやっておくと楽です。 *勉強の仕方としては、「マンション管理適正化法」と「同施行規則」は、連動して作成されているので、「マンション管理適正化法」と「同施行規則」が左右で対照になったものがあると分かり易い。 〔問 46〕 次の記述は、マンション管理適正化法において定められている、マンション管理業者が新たに管理事務の委託を受ける場合に関係する条文を抜粋したものである。空白となっているA
~ D に下欄のア~クの語句を選んで文章を完成させた場合において、正しい組合せは、1~4のうちどれか。なお、語句の定義については、同法第2条の規定によるものとする(以下、問50
まで同じ。)。 |
〔問 47〕 マンション管理適正化法の規定によれば、マンション管理業者に関する次の記述のうち、正しいものはいくつあるか。 |
〔問 48〕 マンション管理適正化法の規定によれば、マンション管理士に関する次の記述のうち、誤っているものはいくつあるか。 |
〔問 49〕 次の記述は、「マンションの管理の適正化に関する指針」(最終改正平成28年3月14 日 国土交通省告示第490 号)において定められている「マンションの管理の適正化の推進のために管理組合が留意すべき基本的事項」に関するものであるが、適切でないものはどれか。 |
〔問 50〕 マンション管理適正化法の規定によれば、次の記述のうち、正しいものはどれか。 |
ここまで、問50 |
2019年 4月 1日:見直した。 最終考とする。
2019年 1月11日:第1考 Up。
ふう、やっと、「問50」まで終わった。本当に時間がかかっている!
解説開始:2018年11月30日
問題文Up:2018年11月27日
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