オーストリア、スロバキア、ハンガリー、チェコ そして ドイツ 10日間の旅行記
第2日目: 2012年(平成24年) 5月13日(日)
中国の北京からドイツのミュンヘン へ
ミュンヘンからオーストリアのハルシュタット へ
ハルシュタットからウィーン へ
北京からドイツのミュンヘン へ |
ミュンヘンから バスで オーストリア の ハルシュタット へ |
ハルシュタット から ウィーン へ |
◎ 本 日 の ス ケ ジ ュ ール | ||
場 所 | 概 要 | |
北京空港 発 | 00:40 01:35 |
搭乗 離陸。空路、ミュンヘンへ(約10時間10分のフライト) |
ミュンヘン 着 | 11:45 (05:45) |
北京時間 (現地:ドイツ時間。北京よりマイナス6時間) これより、現地時間 |
ミュンヘン 発 | 07:05 | オーストリアはハルシュタット へ。約230Km。約4時間のバスの旅。 |
ハルシュタット 着 | 11:15 | 【世界遺産】 ハルシュタット散策 |
昼食 | 12:00 | ビーフ料理 ハルシュタット散策 |
ハルシュタット 発 | 13:30 | オーストリアの首都:ウィーン へ。 約330Km。約4時間30分のバスの旅。 |
ウィーン 着 | 18:00 | 郊外にある、ホテル:アイロ・タワー |
夕食 | 19:00 | ホテル:アイロ・タワー内のレストランで 鳥料理 |
宿泊 | ホテル:アイロ・タワー |
訪 問 地 | 詳 細 | |||
北京 ~ ミュンヘン |
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00:40 01:35 |
*搭乗開始
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*座席番号のつけ方がおかしい? ミュンヘンまでの、私の座席番号”34D”は確かに、希望した通りの通路側ですが、通常、窓側から、2列であれば、A、Bときて、”C”が通路側の番号だと思いますが、なんと、この座席番号には、”B”がなくて、”C”と”D”が通路側だったのです。 *モニター画面はあった。 この便には、前の座席の裏側にモニターが付いていて、映画やマージャンなどのゲームもできます。 |
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02:35 | *機内食でる。 ミッドナイト・ミールということで、シーフード・ライスを頼みましたが、さすがの健康で、しっかりした胃袋を持つ私でも、北京で盛大に中華料理を食べた後では、ライスまでは、食べきれませんでした。 果物と写真の左上にあるヨーグルトは、美味しかった。 *やることがないので、ゲームをしてます。 映画としては、「アーティスト」や「ミッション・インポッシブル」、「猿の惑星・創世記」など新しいタイトルもありますが、「映画・演劇 評論」をやっています私にとっては、大抵の映画は既に観たものでした。 また、字幕は、中国語で、日本語の字幕はありませんから、英語の素養もないと大変です。 |
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09:50 | *また機内食が出る。 「マージャン」のゲームにもあき、ウトウトとしていると、今度は、朝食が出ました。 シュリンプ・ヌードルを食べましたが、麺がパサパサで、美味くなかった。 長時間、座席に座り、何もしないし、また、寝起きだから、そんなに食欲もありません。 と言いながら、デザートは冷たくて、美味しかった。 |
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ミュンヘン | 11:45 (北京時間) |
*ドイツ:ミュンヘン空港 到着 席が、窓際でありませんから、飛行機からの写真はありません。 無事、北京からドイツのミュンヘン空港に到着しました。 実際のフライト時間は、10時間10分で、予定通りです。 飛行中は、そんなに揺れもなかったのですが、飛行機内で常に聞こえるエンジン音と、乾燥。そして、足を伸ばして眠れないので、だるさはあります。 ●ドイツへの入国カードはない。 中国への入国・出国で記入したようなカードは不要でした。 |
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05:45 (現地時間) |
*ミュンヘン空港 さすがに、ドイツでルフトハンザ航空の飛行機が多い。 現地ドイツは、北京時間より、サマー・タイムでマイナス6時間となります。 これより、現地時間での表示です。 ●サマー・タイム(夏時間) ヨーロッパでは、3月の終わりから10月末までは、サマー・タイムということで、通常の時計が、1時間早くなります。 |
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06:46 | *入国審査(Immigration) 飛行機が到着してから、かなりの時間が過ぎていますがまだ空港内です。 総勢40人のグループは、多くて、全員の検査にも時間がかかります。 ミュンヘン空港内の男子トイレです。 ヨーロッパへきて、最初に驚くのが、この男子用の便器の位置です。 通常の日本の便器の位置よりかなり高い位置にあり、用をたすのに戸惑います。 子供は、とどきませんから(たぶん?)、大便用を使うようです。 便器の中に、狙いを定めやすいように、ハエのしるしがあります。小さくて見えないかも! |
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07:05 | *ミュンヘン空港から オーストリアのハルシュタット へ向かって出発 天候は、薄曇り。気温は16度ぐらい。 外は、少しばかり涼しい。 オーストリアはハルシュタットまで、約230Kmです。 約4時間のバスの旅となります。 |
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●ドイツのミュンヘンには、前にきたことがある。 2006年8月のヨーロッパの旅で、ここ、ミュンヘンには、立ち寄っています。 夜は、ビア・ホールでビールを飲んで、ノイシュヴァンシュタイン城へ行ったのです。 でも、今回は、このミュンヘンは、ハルシュタットへの、ただの乗り継ぎ地ですから、観光はしません。 |
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ハルシュタット へ | ||||
オーストリア | ●オーストリア 基本情報 国名:オーストリア共和国、英語表記は Republic of Austria。正式名称は Republik Österreich .面積:約8.4万平方キロメートル(北海道とほぼ同じ)。東西に長い。 人口:約840万人 首都:ウィーン(人口約170万人) 民族:90%がゲルマン民族 言語:ドイツ語 宗教:カトリック約78%、プロテスタント約5% 地理:欧州大陸の中央に位置する。北側は、チェコ、ドイツと国境を接し、南側には、スロベニア・イタリアがあり、東は、スロバキア・ハンガリーがあり、西には、スイスがあり、海はない。 国土の3分の2は山岳地帯。オーストリアの地形は大きく分けると西のスイスから繋がる東西に長い南部のアルプス山脈、東のパンノニア低地の一部とウィーン盆地、チュコ西部にまたがる北のボヘミア高地に分けられる。 北はほとんどの川が西のドイツから流れてくるドナウ川にそそぎ、ドナウ川は東のハンガリーへ流れる。 略史: 1270年 ハプスブルク家ルドルフ公、オーストリア王権確立。以後、650年間ハプスブルク家の帝国として君臨し、第一次世界大戦まではイギリス、ドイツ、フランス、ロシアとならぶ欧州五大国(列強)の一角を占めていた。 1918年 第一次世界大戦敗北によりハプスブルク帝国崩壊、共和制開始 1938~1945年 ナチス・ドイツによるオーストリア併合 永世中立国:第2次世界大戦後の米英仏ソ4ヶ国による分割統治を経て、1955年に独立を回復し、同年10月、永世中立を宣言、国連への加盟も果たした。EU(ヨーロッパ連合)には1995年に加盟。 通貨:1999年よりユーロを導入。 1ユーロ=¥107 (交換レートです。) 時差:日本よりマイナス7時間(現在、サマータイム中。他の時は、マイナス8時間)) 音楽:モーツアルト、ベートヴェン、ヨハン・シュトラウスなどが活躍し、ウィーンやザルツブルグは音楽の都として有名。 世界遺産:ザルツブルク市街の歴史地区、シェーンブルン宮殿と庭園群、ザルツカンマーグート地方のハルシュタットとダッハシュタインの文化的景観、ゼメリング鉄道、グラーツ市歴史地区、ヴァッハウ渓谷の文化的景観、ウィーン歴史地区、ノイジードル湖(フェルテー湖)の文化的景観、アルプス山脈周辺の先史時代の湖畔住居群。(太字は、今回訪問した世界遺産。) |
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*利用した大型バス 車の登録番号はハンガリーで、運転手もハンガリーからきた、自動車のメカに強い優しい男性です。 これから、途中1日だけを除いて、私たちの中欧の旅で行動を共にします。 しかし、一部リクライニングが壊れて元に戻らないとか、座席が滑るとか、エンジンのターボが不調で坂道でノロノロ運転になるなど、問題のあるバスではありました。 |
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08:30 頃 |
*高速道路に乗って、時速 100Km程度で飛ばしています。 道の左右は、手入れの行き届いた背の低い小麦畑です。 |
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*天気は、やや曇っています。 山が大分近くなってきました。 大きな湖も点在しています。 まだ、ドイツ領ですが、もうすぐ、国境を越えて、オーストリアに入ります。 ●ドイツの高速道路(アウトバーン)の制限速度 昔は、速度制限がなくて、自動車もバンバン飛ばしていたようですが、今は、ところどころに、120Kmとか、100Kmの最高速度制限の標識があちらこちらにありました。 ●走っている自動車の種類 今日(5月13日)は、日曜日で、殆どの車は、乗用車で、トラックなどを見かけるのはまれです。 車のメーカーとしては、当然ながらドイツのベンツやBMWが中心で、日本車は少ない。 といっても、日本の高級車のベンツやBMWではなく、4人乗りの大衆車です。 |
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09:40 | *トイレ休憩 9時過ぎに、ドイツからオーストリアに入って来ました。 当然ながら、国境の検問はありません。 空は、晴れてきましたが、気温はまだ涼しい感じです。 ●この休憩所の看板:”LANDZEIT”はこの後も、各地で見ました。 建物の中には、軽食ができるレストランもあり、お土産品も置いてありで、結構、オーストリアでは有名なようです。 |
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* 休憩所は、モンゼー=モンドゼー(MOND SEE)湖のそばにあって、ドライブインというよりは、しゃれたレストランの雰囲気がありました。 帰国後、地図を確認していたら、モン(MOND)ゼー(SEE)とは、「月の湖」の意味の大きな湖で、これまた、おしゃれな地名です。 旅行中は、このモンゼーは、ハルシュタットの西にあるのかと思っていたら、ハルシュタットの北に位置していた。 地図を訂正した。 |
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10:20 | *トイレ休憩終わり 約30分の休憩で、気分もすっきりと、ハルシュタットへ向かいます。 あと、60Kmの距離とか。 風景は、確かに、ヨーロッパ・アルプスに近い感じになって来ました。 厳しく迫る山とわずかな平地です。 ●山にはまだ雪が多く残り、民家には、まきが積まれています。 スイスのインターラーケンと同じような風景です。 |
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ハルシュタット へ |
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11:11 | *ハルシュタット湖(Hallstätter See)が見えてきた。 湖畔沿いに走る道路から、かなり広い湖が見えました。 ハルシュタット湖です。 表面積は、8.55K㎡。最大水深は、125mとのこと。 波のない湖に美しく山並みが、逆さ富士のように映っていました。 |
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ハルシュタット | 11:15 | ハルシュタット(Hallstätter )着 【世界遺産】 ハルシュタット(Hallstätter )にやってきました。 北京からの飛行機が到着したドイツのミュヘンから、ここまで、約230Kmです。途中の休憩を含めて、4時間ちょっとで着きました。 ハルとは、ケルト語で「塩」を意味し、シュタットは、ドイツ語で「町」の意味です。 |
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*ここハルシュタットは、ハルシュタット湖の南に面し、紀元前1400年も昔から、現在に続くまで、貴重な岩塩の採掘の町として栄えてきたのです。 人口は約1,000人。ハルシュタット湖の湖畔で厳しい山壁にへばりついた、かわいい町です。 もっと正確にいうと、オーストリア中部オーバー・エースターライヒ州に属する小規模な 基礎自治体 ( ゲマインデ )です。 ザルツブルク市にほど近く、オーストリア・アルプスの麓の湖水地帯ザルツカンマーグート地域の最奥に位置する景勝地です。 |
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12:00 | *昼食を。 町の案内は後にして、まずは、食事をしましょう。 |
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*ウィンナー・コーヒーを頼んだ。 ハルシュタットへ来るまでのバスの中で、添乗員さんが、オーストリアでは、日本での「ウインナー・コーヒー」があり、現地では「アイシュ・ベンナー」というクリーム入りのコーヒーがこれに該当するとのことで注文したのですが、レストランのウエイトレスには、ちゃんと伝わったのか不明ですが、このコーヒーを持ってきました。 |
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*メイン料理は、ビーフです。 内容がはっきりしないスープ(小麦入り?)のあとは、メインのビーフがジャガイモととりあわせて出ました。 どうして、切った状態で写真を撮ったかというと、ボイルがいきすぎで、パサパサしていて、味が物足りなく、もっと塩気が欲しい感じを見せました。 *デザートはケーキです。 これは、まあまあの味でした。 |
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ハルシュタット散策 ハルシュタットの家々は教会を中心にした、狭い場所に木造の建物が軒をせり出して建っています。 |
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●町では、岩塩も売っている。 今も、細々ではあるようですが、山の中腹に岩塩の採掘場があり、坑道にトロッコで入って、岩塩を採っています。 観光客も入れるようで時間があれば、行ってみればいいですね。 また、そこでは、湖を見下ろせて、食事もできるとか。 ●崖よりせり出して家がある。 この光景は、どこかでみたような? スペインのクエンカにあった「宙づりの家」を思い出させました。 |
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●対岸にも、しゃれた建物があった。 城のようです。 渡し船もあります。 |
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ハルシュタット ~ ウィーン へ |
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13:30 | *ハルシュタット 出発 昼食も終わり、ハルシュタットの町はそんなに広くないので、1時間もあれば散策も充分です。 次は、ハルシュタットから東にある、オーストリアの首都:ウィーンへ向かいます。 ハルシュタットからウィーンまでは、約330Kmあるとのことです。 ●高速道路に入るまでは、来た時と同じような、厳しい山々と僅かな平地の風景です。 |
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15:10 | *トイレ休憩 高速道路に入り、リンツ(Linz)に近い所で、休憩です。 ここからは、あとウィーンまで160Kmほどあるとのことです。 ●サービスエリアの施設が良い! この休憩した場所には、レストランと宿泊設備もあり、きれいで感じのいい建物でした。 *男子トイレにあったもの 他のトイレでも必ず、この自動販売機がありました。(何かって? それは、想像してください。) |
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*高速道路の左右は、麦畑ですが、日曜日のせいか、畑に人がいません。 | ||||
*高速道路では、昼間でもヘッドライトを点けるようです。 現地のドライバーに聞いてもはっきりしなかったのですが、多くの自動車はヘッドライトを点けて走っていますが、中には、ヘッドライトを点けない自動車もありで、それでは、高速道路では、自動車はヘッドライトを点けなければならないとの規則があるのかと聞いたのですが、国が違うとはっきりしなかった。 ●道路標識 これは、多くの国で似たような標識ですが、書かれている言語は、その国で使用されているドイツ語やハンガリー語でした。 あと目的地まで何キロなど、距離の表示は、メーターで「Km」なり「m」でこれは各国とも統一されています。 |
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ウィーン | 18:00 | *ホテル:アイロ・タワー 着 どうやら、今日の宿泊ホテル:アイロ・タワーに到着しました。 ハルシュタットからは、途中でのトイレ休憩を含めて、4時間30分のバスの長旅でした。 途中、バスが坂道で、パワーが出ずスロー走行になっていましたが、どうにかつきました。 ●ホテルの場所 英語表記は; AIRO TOWER Kurbadstrasse 8 A-1100 Viena Austria ウィーンの街から南のかなり郊外にあるようです。 ●泊まった部屋は、5階の314号室です。 ヨーロッパでは、多くの場合、日本と違って、1階や2階は、グランドとかロビーといって、日本のような階数はついていません。 エレベーターの表示も日本での1階は”E”などになっていますので、注意が必要です。 314号室は、左の写真では、正面の5階です。 |
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夕食 | 19:00 | *夕食 ホテル:アイロ・タワー内1階にあるレストランで夕食です。 まずは、スープです。 |
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*今日のメインは、トリです。 でも、なんだかシンプルですね。 小さなトリ肉と、人参とライスがついています。 まあまあの味付けでした。 *デザート クリームの下には、フルーツが入っていました。 |
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ホテル | 20:30頃 | *ホテル:アイロ・タワーの近辺 夕食を済ませて、夜の8時過ぎだというのに、まだ明るいので、ホテルの近辺を歩いてみました。 外に出ると、ホテル・アイロ・タワーの裏側は、森があり、どこからか硫黄の香りがしますので、それに惹かれていってみると、すぐそばに、スポーツ施設があり、ここでは、温泉もありました。 |
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*トラム(路面電車)の停留所も近い。 ウィーン市内へ行くのではないかと思われるトラム(Strassenbahn)が停まっていました。 |
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*お休み ホテル・アイロ・タワー 314号室です。 ●テレビとドライヤーはありますが、冷蔵庫やセーフティ・ボックスはありません。 ●スリッパもついていない! こんな汚い部屋では裸足で歩けない。 室内でのスリッパは、あった方がよかった。 |
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*ホテル・アイロ・タワー 洗面室です。 ●ホテル・アイロ・タワーの設備について これは、一言あります。 ★鍵が開け難い! どうやら昔のタイプのようで、左に2回まわせだの、知らないので開けるのに苦労しました。 ★洗面台やバスタブが汚い! それだけでなく、洗面台にひびが入っているのを、白ペンキで直していましたが、それがまたはがれていて、非常に汚なかった。 ★また、他の部屋では、多くのコンセントが抜かれたままで、ルームライトやテレビのスイッチが入らなかったとのことです。 |
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◎ 2012年 5月13日(日)は終わりです。 | ||||
★第2日目は、なが~い1日でした。 ●1日がなが~い! なんと、長い1日だ。 今日を振り返ると、朝の1時半ごろには、中国は北京にいて、実際は、10時間以上飛行機に乗っていたにも関わらず、時間が6時間も戻り、ドイツはミュンヘンに朝の6時ごろ着き、今度は、ドイツからオーストリアに入り、山間にあるハルシュタットまで、バスに4時間近く乗ったわけです。 そして、ハルシュタットで2時間程度過ごし、次には、4時間半もかけて、オーストリアの首都:ウィーンに来たのですから、飛行機での移動距離を除いても、ミュンヘンから、約560Kmと、すごく長い行程と、1日を今日はこなしました。 ●560Kmという距離 日本の東京からなら、なんと、大阪までの距離だそうです。 ●古代から、塩は宝物です。 今日行った「ハルシュタット」とは、「塩の町」とのことで、海に囲まれている日本では、塩は比較的簡単に手に入りますが、ヨーロッパ大陸の奥地では、塩は貴重品です。 これから訪問する「ザルツブルグ」にしても、「塩の砦」という意味で、古代では、人間にとってなくてはならない「塩」を採掘したり、管理するのは時の権力者にもなれるほどの力があったのです。 ●地球の活動はすごい。 いまさらながらですが、塩がこんなヨーロッパ大陸の山奥でも採れるには、昔、昔には、このあたりも、海の底だったということです。 海底が徐々に隆起して、大陸を造り、山脈を造ったと教科書の説明では分かっていても、地球の活動年齢の前には、私たち人類がまだまだ若いと実感します。 ●高速道路は、無料です。 欧州連合(EU)に加盟すると当然、今まであった国境での検査もなくなっていますが、多くの規格が統一されるということも含まれています。 それを高速道路にみるなら、道路の案内標識や、道の作り方なども統一されたようです。 そこで、大きく日本と違う点が、高速道路が、全部無料だということです。 日本でも民主党が、高速道路の無料化を唱えて政権をとりましたが、強大な官僚と土建業界の反対で実現しそうにありません。 高速道路だけでなく、このような、世界から隔絶した日本の実情は、これからの日本の前進を遅らせることでしょう。 ●ドイツ語のSee(ゼー)は湖だゼー。 オーストリアの言語は、ドイツ語ですが、そこで、湖や沼を現す言葉が「See」です。 日本語での発音は「ゼー」となり、今はやりの「スギちゃん流」で表現してみました。 ●ホテルが汚いゼー。 今夜と明日の晩は、ミュンヘンの郊外にある、ホテル・アイロ・タワーに泊まったわけですが、このホテル・アイロ・タワーは実に汚いホテルでした。 上で書いただけでなく、大体利用者が少ないようで、翌日に、バスタブは洗っていないし、ごみ箱は1つしかないしで、これでは、ビジネス・ホテルとしても泊まれない酷さでした。 |
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