オーストリア、スロバキア、ハンガリー、チェコ そして ドイツ   10日間の旅行記

第6日目: 2012年(平成24年)  5月17日(木)  

チェコのレドニツェ城、ヴァルチツェ城からプラハへ

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ブダペストからチェコのレドニツェ、そして、プラハ へ

 

◎ 本 日 の ス ケ ジ ュ ール
 場 所  概 要
起床 06:15 ブダペストのホテル:メルキュール・ブダペスト・ブダ
朝食 06:45 New
ホテル:メルキュール・ブダペスト・ブダのビュッフェ
ホテル 発 08:25 スロバキアを経由して、チェコのレドニツェ へ
レドニツェ 着 昼食 12:30 New
ビーフ料理
レドニツェ 観光  13:35~ 【世界遺産】
レドニツェ城
ヴァルチツェ城
ヴァルチツェ城 発 15:15 プラハ へ
プラハ 着 夕食 19:00 New
レストランでロールキャベツ料理
ホテル 着 宿泊 21:10  New
ホテル:パノラマ・ホテル・プラハ

 

訪  問  地 詳    細
ホテル:メルキュール・ブダペスト・ブダ 06:15

06:45

*起床
  
*朝食New
 
 5月15日(火)から泊まっているブダペストのブダ側にあるホテル:メルキュール・ブダペスト・ブダ(Merucure Buda)の134号室での目覚めです。
 昨日(5月16日)の朝は、けたたましい路面電車の車輪の軋む音で起こされましたが、今日(5月17日)は、昨日ブダペストを半日歩き回ったせいか、ぐっすりと寝ていて、自分が用意している目覚まし時計の音で目が覚めました。

*朝からゆで卵を2つ(小さめです)、ジュース(ピーチ、オレンジ)が美味しい。
でも、コーヒーは煎れかたがよくなく、うまくない。
ホテル:メルキュール・ブダペスト・ブダ   *ホテル前の郵便ポスト。

  ヨーロッパでは、郵便のマークは、写真のようにラッパが使われています。

 このラッパは、19世紀の郵便馬車が到着した合図に使用したのによるものです。






*今日の天気は、風が強くて、少し寒い。長袖も必要です。
ハンガリー~チェコへ 08:25
*バス発

 出発予定時間は08:30ですが、ツアーの参加者が全員時間前に揃っていますので、早めに出発です。

 今日の予定は、ハンガリーのブダペストからスロバキアのブラチスラバの近くを通り、チェコに入り、レドニツェに寄り、最終は、チェコの首都:プラハまで行きます。
 ブダペストから、プラハまでは、約630Kmというほとんどバスの旅です。

*乗っているバスは、ハンガリー登録で、これは、ヨーロッパに到着したドイツのミュンヘンから乗っています。運転手さんも、最初の人で変わりはありません。


ハンガリー~チェコへ 08:45 *高速道路へ

 今日は、バスのエンジンも快調で、120Km/時 ぐらいは出しています。

  高速道路では、トラックもかなり走っています。
ハンガリー~チェコへ 09:13 *菜の花が満開

 ハンガリーのブダペストから、スロバキアのブラチスラバに向かうこの辺りでは、特に高い山はありません。

 高速道路の周辺では、あちらこちらで菜の花が咲いています。また背の低い小麦畑もあります。
ハンガリー~チェコへ 09:36 *風力発電の風車も目立つ。

 空は晴れてきましたが、風はかなりあります。
ハンガリー~チェコへ 10:25~
10:45
*トイレ休憩

 まだ、ハンガリー国内です。ここが、ハンガリーで最後のサービス・ステーションのようです。
 ハムと卵で 870フォリント(約320円)、サラダは590フォリント(約220円)とあります。
 
 *別棟にあるトイレ

 レドニツェまで、あと130Kmあるとのことです。
ハンガリー~チェコへ 11:05 *ハンガリーとスロバキアの旧検問所

 ハンガリーからの出国に際しての検問所とスロバキアへの入国での検問所と以前は、2つの検問所があったわけです。

 現在は、検問なしに、通過しますが。

 ここからだと、スロバキアの首都:ブラチスラヴァまで、あと2Km程度の距離のようです。
スロバキアのブラチスラヴァ城 11:20 *スロバキアのブラチスラヴァ城

 5月15日に訪れたスロバキアのブラチスラヴァ城の側を通っています。

 テーブルの脚をひっくり返したような塔が見えています。
チェコへ 11:57 *チェコへ入った?

 高速道路では、ハンガリーとスロバキアでの国境検問所はありましたが、スロバキアとチェコの国境の検問所が無くて、国境の通過がはっきりしなかったのですが、どうやら、バスはチェコに入ったようです。

*高速道を降りて、レドニツェに向かいます。
●チェコ 基本情報  

 国名:チェコ共和国、英語表記は Czech Republic。正式名称は Česká republika。
 面積:約7.8平方キロメートル(日本の約5分の1)。
 人口:約1,055万人
 首都:プラハ(人口約125万人)
 民族:チェコ人95.5%。他ウクライナ人、シロバキア人
 言語:チェコ語
 宗教:無信仰34%。カトリック約10%。
 地理:欧州大陸の中央に位置する。東北側は、ポーランド、西北側はドイツと国境を接し、南側には、オーストリアがあり、東南は、スロバキアがある。国境は山を境にしている。海はない。
  西のドイツから東のスロバキアに繋がるボヘミア高原に位置し、なだらかな丘陵地帯である。主要な川は、エルベ川、ヴルタヴァ(モルダウ)川、モラヴァ川、オーデル川がある。飲む温泉も多い。
 
 略史:
 10世紀頃、プシェミスル家によるボヘミヤ王国が出来たが、14世紀にプシェミスル家が断絶し、ドイツ人のルクセンブルク家の支配下におかれ、カレル4世(カール4世)が神聖ローマ帝国の皇帝に即位した1346年には、首都プラハは中央ヨーロッパの中心となった。その後、ハンガリー王国、ポーランド王国の支配を受け、16世紀前半からは、オーストリアのハプスブルク家の支配を約300年間受ける。第1次世界大戦後、ハプスブルク家が君臨していた、オーストリア・ハンガリー帝国が崩壊し、1918年にスロバキアを含めたチェコスロバキア共和国ができた。第2次世界大戦後は、ソ連の影響で1948年に共産主義政権となったが、共産主義の抑圧に反対するスロバキア人のドプチェク率いる政権が誕生し、「プラハの春」と呼ばれる自由化・民主化路線がとられた。しかし、ソ連などワルシャワ条約の加盟国が軍事介入し、それ以降は警察国家となる。1989年からの「ビロード革命」により、共産党の体制は崩れたが、チェコとスロバキアの対立は厳しく、1993年に、チェコとスロバキアは2つの国として、平和的に分離した。

 EU(ヨーロッパ連合)には2004年に加盟したが、通貨としてのユーロ圏には入っていない。

 通貨:チェコ・コルナ。 1コルナ=¥3.88  (交換レートです。)
 時差:日本よりマイナス7時間(現在、サマータイム中。他の時は、マイナス8時間))

 文化:作曲家としては、プラハで生まれ、後にアメリカで活躍し「新世界より」などのアントニン・レオポルト・ドヴォルザークや、交響詩「わが祖国」の中の「モルダウ(ヴルタヴァ川)」のベドルジハ・スメタナは有名。作家では、「変身」「審判」などを書いたフランツ・カフカがいる。

 世界遺産プラハ歴史地区 - (1992年)、チェスキー・クルムロフ歴史地区 - (1992年)、テルチ歴史地区 - (1992年)、ゼレナー・ホラの聖ヤン・ネポムツキー巡礼教会 - (1994年)、クトナー・ホラの聖バルボラ教会のある歴史地区とセドレツの聖母マリア大聖堂 - (1995年)、レドニツェとヴァルチツェの文化的景観 - (1996年)、クロムニェジーシュの庭園群と城 - (1998年)、ホラショヴィツェ歴史地区 - (1998年)、リトミシュル城 - (1999年)、オロモウツの聖三位一体柱 - (2000年)、ブルノのトゥーゲントハット邸 - (2001年)、トシェビーチのユダヤ人地区と聖プロコピウス教会 - (2003年)
太字は、今回訪問した世界遺産。)
レドニツェ 12:27
*レドニツェに到着

 朝、8時25分に出発した、ハンガリーのブダペストから、スロバキアを経由して、チェコの南に位置するレドニツェに来ました。
  ブダペストから、約300Kmを、バスで4時間の旅でした。

  これから観光するレドニツェ城の入口前にある、「MY Hotel」というホテルとレストランを兼ねた所で、先ずは、昼食です。

 この「MY Hotel」は、いかにもリゾート・ホテルという雰囲気のある、気持ちのいいレストランでした。
昼食 12:30 *昼食-1New

 前菜的に、パンと生ハムとクリームが出ました。

 クリームは、少し、ワサビが入っているような味付けでした。
昼食 13:00 *昼食-2New

 ふわふわした小麦のパンケーキ(クネドリーキというらしい)とビーフと汁です。

  蒸しパンのようなパンケーキを、汁に浸して食べます。

 ●味は?

  すごく、シンプルです(別の言い方をすれば、旨くないということです。)


 気分がいいので、あまり昼からは飲まないビールも1ユーロ(100円)ということで、他のジュースなどの飲み物と同じ値段なので、頼みました。

●通貨:チェコの通貨は、コルナで、本来ならユーロは使えませんが、多くのレストランやお土産屋では、ユーロが使えます。
昼食 13:27 *昼食-3New

 デザートは、イチゴ・ジャムを包んだクレープです。

  酸味が、いい感じでした。
レドニツェ城 13:35 レドニツェ城 (Zámek Lednice) 観光 【世界遺産】

●ウンチク:ここチェコの南モラビア地方の一角をボヘミア王から与えられた、リヒテンシュタイン家は、レドニツェ城 (Zámek Lednice)と、これから行くヴァルチツェ城 (Zámek Valtice)を造り、ヴァルチツェ城を居城とし、レドニツェ城は夏の離宮として使っていました。

 (大分、外壁なども塗り直しがあったようで、昔のガイド用の写真よりきれいです。)
レドニツェ城   レドニツェ城 (Zámek Lednice

  19世紀に整備されたとされる広大な庭園と、左の写真の右側に見える丸いガラス張りの屋根の植物園も有名です。

  

レドニツェ城   レドニツェ城 (Zámek Lednice)の植物園入口

  熱帯植物(250種とか)を集めているのですが、入るには有料なので、入らず、植物園の外からガラス越しに花を撮りました。
 
レドニツェ城   レドニツェ城 (Zámek Lednice)の北側の庭にあるイスラム風の塔(ミナレット)や古代ローマ風の水道橋


 *庭が広い!

  全体で、200平方Kmあるとか。庭というより、自然の丘や湖のようで、まともにここを回りきるなら、かなりの時間が必要です。


●塔(ミナレット)には登れます。
  62mの高さの塔は、展望台で、ここに登れば、レドニツェの全体が見渡されるかも?
 (私は、登っていません。)
レドニツェ城   レドニツェ城 (Zámek Lednice

  庭の花々の手入れも行き届いています。
ヴァルチツェ城へ 14:30
*ヴァルチツェ城へ

 ただ広いだけのレドニツェ城?で、庭をぶらぶらし、約1時間ほど過ごして、世界遺産に「レドニツェとヴァルチツェの文化的景観」として登録されています、ヴァルチツェ城に向かいます。

 ヴァルチツェ城はレドニツェ城から南へ8Kmの距離にあります。

 この辺りは、ワインつくりが盛んで、背の低いブドウ畑もたくさんあります。
ヴァルチツェ城へ 14:45 *ヴァルチツェ城へ

  ヴァルチツェの街に入ってきたようです。

  確かに、世界遺産として登録されているように、歴史的な建物もあります。
ヴァルチツェ城 14:49
ヴァルチツェ城 (Zámek Valtice) 【世界遺産】 

 上で紹介したレドニツェ城と同様に、リヒテンシュタイン家の城です。
レドニツェ城は、夏の離宮で、このヴァルチツェ城 (Zámek Valtice)は居城だったとのことです。

 (2つの城は8Kmぐらいしか離れていなくて、こんな近くに、避暑用に別の城を造ってもあまり意味がないと考えるのは、貧乏人の発想でしょうか?)
ヴァルチツェ城 14:51 ヴァルチツェ城

  では、ヴァルチツェ城に入ってみましょう。
ヴァルチツェ城  
ヴァルチツェ城   ヴァルチツェ城

 ヴァルチツェ城は今は、レストランやホテルとして使われているようです。

●ワインの販売もしています。
 この南モラビア地方では、ワインが有名で、ヴァルチツェ城でも様々なワインが販売されていました。

 試飲もできます(有料です)から、お好きな味を選べます。

 (でも、ワインをお土産に買うなら、ビンが重たく割れやすいことを忘れないように。今後の旅の移動でスーツケース内での場所とりに気を使います。)
ヴァルチツェ 15:15
*ヴァルチツェからプラハ へ

 ヴァルチツェ城もあまり見るべきものがないので、30分ほどで、ここを後にして、これから、チェコの首都:プラハ へ向かいます。


 写真は、バスの駐車場の近くのヴァルチツェの民家です。


 
プラハ へ 15:57 *プラハ へ

 ヴァルチツェからプラハ への高速道路に入っています。

 高速道路の左右には、高い山もなく、なだらかな丘陵地帯が続きます。

●高速道路の右側車線は、乗り心地が悪い!
  追い越し車線の方は、揺れもない乗り心地ですが、右側車線は、舗装が悪くてバスもガタガタ揺れています。でも、ツアーの人たちは、そんなことに関係なく、寝ていますが。
 
プラハ へ 16:20 *トイレ休憩

 トイレ休憩に立ち寄ったら、東芝の修理車が停まっていました。
プラハ へ   *トイレ休憩

 車の給油機は、万国ほぼ同じですね。


 *そして、男子トイレには、この製品の自動販売機もあります。
プラハ へ 16:57 *プラハ へ

  また、高速道路に戻り、一路、プラハ へ向かいます。
  プラハまであと、162Kmの表示が出ていました。

  あちらこちらで、菜の花畑が、黄金のように輝いていました。
プラハ へ 18:41 *プラハ へ

 どうやら、プラハの街が近いようです。あと、20Kmとなりました。

 高速道路も、片側2車線から、3車線になっています。
プラハ 18:54 *プラハ

 チェコの首都:プラハに入ってきました。

 市街が一望できる橋の上を通ります。

●橋の手すりが、継ぎ足されている!
 この橋は、プラハの街がよく見えるので有名ですが、また自殺の名所ともなってしまったようで、建設された当初は、写真の下側の手すりだけだったのですが、その後、自殺防止のために、以前の手すりに新しく大きな手すりを継ぎ足したとのことです。
プラハ  
プラハ 19:05
*プラハ到着

 朝の8時25分にハンガリーのブダペストを北へ向かい、途中、スロバキアを通過し、チェコに入り、レドニツェで観光し、どうやら、チェコの首都:プラハに着きました。
 出発したブダペストから、プラハまで約630Km、10時間40分かかりました。

 なんという駅か、分かりませんが、この駅の近くでバスを降りて、夕食をとるレストランまで歩いています。
プラハ   *プラハ

 確かに、世界遺産の街です。もう、街並みが歴史的です。

夕食 19:17 *夕食New
  レストランの入口は、こんな感じで、地下はドーム状になっていました。
夕食   *夕食New

  たまごスープです。

  中には、ピクルスが入っていて、酸っぱい味です。
夕食   *夕食New

  メインは、肉詰めのロール・キャベツとライスです。

  チェコもビールが有名ですから、ビールも飲みましょう。2ユーロ=200円です。

●ビールの味は?
  かなり、濃いめです。


●料理の味は?
 ライスはパサパサで、口に合いませんが、ロール・キャベツの肉はまあまあです。
夕食   *夕食New

 デザートは、甘いチョコレート・ムースでした。

●余分な情報?
  私は、あまりアルコールは飲みませんが、案外と甘いものは好きです。
 (別に、プレゼントをねだっているわけではありませんので。)
ホテル
20:30 *ホテル へ

  夕食も済ませ、またさっき来た駅舎の側を通って、バスの待つ駐車場へ行きます。

  駅の向こうの建物には、「リコー」のマークがありました。

●もう、夜の9時近いというのに、まだ明るくて、こんな風景写真も撮れます。
  昨日のハンガリーのブダペストでは、この時間では夜景になっていましたが、かなり北に来たことが実感できます。
パノラマ・ホテル・プラハ 21:10 *ホテル着

 プラハで泊った、ホテル:パノラマ・ホテル・プラハです。
 
 英語での表示は、 Panorama Prague
             Milevska 7 140 63 Praha 4 Czech です。

 プラハの市街から外れた少しばかり南に下った場所にあります。

 もとの名前は、コリンシア(Corinthia Panomara)といっていたようです。

 全体の階数は、定かではないのですが(海外の建物では、エレベーターでの表示が、日本のように、階数をそのまま示していないので)24階のようです。

 新しいようで、部屋も全体的にきれいでした。

 泊った部屋は、820号室です。部屋のキーは、カード式です。

 (なお、左の写真は、翌朝撮ったものです。)


パノラマ・ホテル・プラハ   *ホテル内

 この、パノラマ・ホテル・プラハでも、ブダペストのホテル・メルキュール・ブダペスト・ブダのように、部屋に入り、テレビを点けると、画面から自分の名前が出てきます。 
 最近のホテルのテレビもほとんどコンピューターと連動しているようです。

パノラマ・ホテル・プラハ   *ホテル内

 バス・タブも十分に足が伸ばせる長さです。
 シャワーの出もいい。


New
 お休みなさい。

 さすがに、630Kmという長いバスの旅に疲れて、また、乗り物に弱く酔いがする私は、風呂につかっていると、まだ、揺れる気分になります。

 すぐに寝ました。
 
◎ 2012年 5月17日(木 )は、終わりです。 (作成:2012年 9月19日~10月7日)
★第6日目は、ハンガリーの首都:ブダペストを出て、北に向かいスロバキアを経由して、チェコに入り、レドニツェに寄り、再び、北に向かいチェコの首都:プラハに到着までです。
 
●スロバキアとチェコの国境では検問がない。
  今は、チェコとスロバキアは別の国になっていますが、以前は、チェコ・スロバキアという1つの国だったことを思い出した。
  2つの国に分かれたのが、1993年だったから、高速道路などでは、検問も必要なかったということか。

●レドニツェ城とヴァルチツェ城の敷地は繋がっている。
  レドニツェとヴァルチツェの文化的景観が世界遺産に登録されたのが、1996年。
  旅行案内書でも、プラハについては多くの記述があるが、レドニツェとヴァルチツェについては余り解説がないので、この旅行記の作成では、どっちの城が北にあるのか南にあるのか地図も探したりで苦労した。結局、観光地図はなかったけど。
  正確には、レドニツェ城が北側にあり、南のヴァルチツェ城とは、8Kmのまっすぐな道で繋がっている。写真を撮ったレドニツェ城の庭や湖は、レドニツェ城の北側にあった。
  レドニツェとヴァルチツェの文化的景観としては、2つの城を中心に、教会や他の建物もあります。
  
●リヒテンシュタイン家とリヒテンシュタイン公国
  今のチェコの南モラヴィア地方で、レドニツェやヴァルチツェを領地としているリヒテンシュタイン家は、もともとハプスブルグ家に仕え、ハプスブルグ家から各地に領地をもらい、また、オーストリアの西、スイスの東に領地(瀬戸内海の小豆島ぐらいの広さ)を買って、神聖ローマ帝国が崩壊すると、小国として独立した。

 レドニツェやヴァルチツェなどの領地が、第2次世界大戦後、昔のチェコスロバキア政府に没収されたこともあり、リヒテンシュタイン公国はチェコ及びスロバキアと2009年まで外交関係を断絶していた。
  

●レドニツェ城の観光客が少ない!
  私の写真で見られるように、レドニツェ城には観光客がほとんどいなかった。
  しかし、他の情報によると、いつもは、観光客も多いようで、この近辺を回る観光馬車や、湖には遊覧船も出ているらしい。

●ヴァルチツェ城も写真を撮るには、面白くない!
  レドニツェ城もヴァルチツェ城も城の内部を見るには、別料金が必要で、内部が見られないため写真の題材としては、物足りない。

●ブダペストからプラハまで、630Kmは長い!
  バスでのブダペスト~プラハまでの距離630Kmは、日本なら、東京の日本橋から岡山を超えて、広島市の手前まで行く距離だった。
  途中で、レドニツェの観光があるものの、朝8時過ぎに出発して、夜の9時過ぎにホテル着だから、本当に健康でないと、このようなツアーに参加できない。

●夕食のレストランで置き引きがいた!
  プラハに着いて、夕食をしたレストランは、我々のグループだけではなく、他のツアー客や現地人らしい客もいました。
  その混雑を利用してレストランの女性用トイレで、ツアー参加の女性のバッグを盗もうとする現地人の女性がいたようで、声をかけたら、早々と店を出て行ったとのことです。

●海外の治安は悪い!
  日本なら、バッグをしばらく置きぱなしにしても、盗られることは少ないですが、海外では、常に身に着けていないと、盗難に会いますから気を付けましょう。

  といって身に着けていても、ヴェトナムのホーチミンでは、バイクのひったくりにあったケースもありますが。

●プラハで夕食をとったレストランの近くの駅名が分からない?
  プラハには、プラハ本駅とプラハ・マサリク駅の2つがあるようで、夕食をとったレストランまで歩いた時にあった駅名を写真や、航空地図から調べたのですがどちらの駅か分かりませんでした。

●明日のプラハ観光が楽しみ!

  今日はプラハに着いただけで、まだ街の観光をしていませんが、ちょっと見ただけでも、古い街並みが残っていて、明日の市内観光が楽しみです。
  どうらや、天気もよさそう? 

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