ヴェトナムとアンコール・ワット   7日間の旅行記

2010年(平成22年)  7月13日(火) 第6日目 

ヴェトナム、ミトー、ホーチミン観光

 

旅のトップへ戻る

前へ前へ 次へ 次へ

ヴェトナムの概要、気候、通貨などの基本情報は、7月8日(第一日目)にあります。

ヴェトナム南部地図
 
◎ 本 日 の 予 定
 場 所  概 要
朝食 6:15 *ヴェトナムのホテル:ニュー・ワールド・ホテル・サイゴン1階のビュッフェ
ミトーへ 8:00   ホーチミンをバスで発(南へ、約75Km)
9:40 ミトー着
メコン河クルーズ 9:45

11:20 
中州のタイソン島で蜂蜜茶など

ミニ・ジャングル・クルーズ
昼食 11:40 ミトー郷土料理
ホーチミンへ戻る 12:30 ミトー発
14:00 ホーチミン着
ホーチミン市内観光
  (約3時間)
14:00

17:00
統一会堂
サイゴン大教会
中央郵便局
  民芸店へ
ペンタイン市場
ホテルで休憩 17:00

19:00
荷造りなどして休む
   下痢始まる
夕食 19:30 サイゴン蟹づくし料理 (但し私は、腹を下し食べられず。)
ホーチミン空港 着 21:10 帰国へ

 

訪  問  地 詳    細
朝食  6:30 *ホーチミン市にあるニュー・ワールド・ホテル・サイゴンでの朝食

 昨夜から泊っている、ニュー・ワールド・ホテル・サイゴンの1階(現地ではG階です。1st Floor は外国では通常日本の2階になります。)にある通りが眺められるレストランで、ヨーロッパ風の朝食です。

  固く焼いたベーコン、ソーセージ、そして、なんとゆで卵を2個も! こんなに食べて、太る訳です。
ニュー・ワールド・ホテル・サイゴン近辺   *ニュー・ワールド・ホテル・サイゴンの近辺

 バスの発車予定が、8時なので、朝食をすましてもまだ時間があったので、ホテルの周りを散策です。

 丁度、ホテルの前が公園で、朝から人々が集まって、体操やバトミントンをしています。
  *こんな朝早くから、バトミントンとは元気がいい!
6:50 *もう、始まっているバイク渋滞

 今日は、現地では火曜日、朝の7時前です。

 すでに、おびただしい数のバイク群が道路を占拠して走っています。
 
ミトーへ 8:00 *バス 発

 これから、バスでホーチミンから西南にあるミトー(ミト)へ向かいます。
 
 距離は約75Km、所要時間は、約2時間を予定しています。
  *ホーチミン市街

 ミトーへの道は整備されています。

 バスから見たホーチミンの街の感触は、日本の中規模の街並みって感じです。

  看板も日本と違和感のない装飾です。
  *本当にバイクは溢れています。

  バイクの多さは、こんなにバイク人口がいるのかと、驚きです。免許がいらないのかも?
8:50
*緑の水田

 北のハノイ近辺と同じように、道路の左右には、広大な田圃が、カンボジアと違って、きれいに手入れされ広がっています。

 北部のハノイ周辺では、米は二期作ですが、南部では、三期作もやっているとのことです。
  *デルタ地帯

 ホーチミンにせよ、これから行くミトーにせよ、ヴェトナムの南部は、デルタ(河の河口)地帯で、多くの河が流れていて、標高はあまり高くありません。
ミトー 9:40 *ミトー 着

 道路事情も良かったようで、予定の2時間もかからず、ミトーへ着きました。

 ミトーはメコン河口の港町で、これから、小さな観光船に乗って、中州のタイソン島に向かいます。
メコン河   *船の発着場の側で、魚を獲っている。

 この近辺では、あまり川底は深くないようで、2,3人で網をもって魚を追い込んでとっていました。

 大きな魚は、かかっていませんが。
  *メコン河クルーズへ

 40人ほど乗れる船で、メコン河をさかのぼって行きます。
  *小さな乗合船やかなり大きな貨物船も行き来しています。
 果実を満載した船も。


 舟の先頭の方には、眼が描かれて、水面を見ています。(ワニよけか?)
タイソン島 10:00 *中州のタイソン島で蜂蜜茶

 メコン河の中州にある果実の島、タイソン島に上陸して、蜂蜜茶を飲みました。

  甘いので、2杯も飲んでしまいました。
  (これが、後で腹下しの原因になるとは知らずに?!)

  タイソン島の地図を作っていて、川の中州にある島なら、あまり大きくはないと思っていたら、随分と広い島だった。

  *タイソン島は果実が豊富

 この島に限らないのかも分かりませんが、ババナは当然ながら、ドーリアン、パパイヤ、龍眼などが木に一杯なっています。

  *ヤシの実からキャラメルを作っています。

 ヤシ(ココナッツ)の実を煮詰めてキャンディにしています。
 また、販売もしていますが、何となく不潔で、買う気にはなれませんでした。

 (清潔なんて言葉をヴェトナムや東南アジアで使うのは、おかしな考えですけど。)
フルーツ・タイム 10:15
*休憩

 いろいろなフルーツがでますが、みなさん、あまり食が進みません。

 どうして?
 美味くない!
 甘くない!
  
  これに尽きるでしょうね。
 リンゴや梨、モモなど日本の果実の味がいかに手の込んだ物であるか、分かります。 
  *歌もついている?

  女性3人と坊やが、フルーツを食べていると日本の歌などを歌ってくれます。

 しかし、歌い終わっても、離れません。
 どうして?
 チップを渡すと、移動しました。
ジャングル・クルーズ 10:55 *ミニ・ジャングル・クルーズへ出発

 この、タイソン島には狭い運河があり、そこを、20分ほどクルーズします。

  1艘の手漕ぎの小さな舟に、お客4人が1組となり、前後を現地の船乗りのおばさん、おじさんが操っています。

  ここで、ガイドさんから、下船の時に、船乗りに各1ドル渡してくれと言われてました。忘れないように!
  *狭い運河を行く!

 運河の両側には、ニッパ・ヤシが迫り、ディズニー・ランドのジャングル・クルーズよりも、スリルがあり面白い?

  *途中、橋の下も通る。

 約20分程度のクルーズですが、ところどころに、現地の人の家(小屋ですが)もあり、橋もあります。
  *小さな舟は興奮する。

  小さな舟に6人も乗っていると誰かが写真撮影などで動くと、すぐにバランスが崩れ、傾きます。

 水面がすぐ下にありますから、落ちそうになり、みな大慌てです。

 これで、南国の鳥や猿の鳴き声、さらに猛獣の鳴き声でも、両サイドから、スピーカーで流せば、ディズニーランドの立派なジャングル・クルーズです。
  *ミニ・クルーズの終わり

 スリルのある小舟で、かなり満足して興奮気味の皆さんです。

 笠も貸してくれています。

 どうして、終点で混雑しているかというと、前後についた船乗りの二人に、各1ドルのチップを支払うのを忘れていて、舟が離れないからです。
ミトー  11:20
*ミトーの船着き場に戻る。

 
昼食 11:40 *昼食

 ミトーの郊外にあるらしい、レストランへ来ました。

 (何しろ、初めての土地で、バスに乗っているだけでは、一体どこへ向かっているのか、方向感覚がつかめません。)
  *少し洒落た感じのするレストランです。

 庭園もあり、また客席もこのドーム状の場所だけでなく、私たちは奥の部屋に通されました。

  部屋に案内される途中で料理をしています。
  *何だ? これは?

 こんな、不思議なボールがあります。かなり大きい。

  油で揚げたようです。
  *昼食のメニューはミトーの郷土料理

 春雨やエビ、そして、この魚料理がメインです。

 エレファント・フィシュ(象魚)と呼ばれる川魚を揚げたものです。
  *ウエイトレスさんが、取り分けてくれます。

 量はたくさんあり、食べきれません。
  *巨大なボールの正体は?

 先ほど見たボールも出ました。
 これは、米のお餅のようなものを揚げて、ボールにしたもので、ウエイトレスさんがハサミで切り取ります。
 中は空洞でした。
 

 味は?
 いけますよ。
  *食後のコーヒー

  ヴェトナムは、最近コーヒーが有名です。

  そこで、コーヒーを”ブラック”で頼みました。
  *濃いイーッ!

 味は、ドロドロで、ドリップするのにもかなり時間がかかるほどの濃さです。

 ヴェトナムで、コーヒーには練乳をたくさん入れて飲むとは聞いていましたが、そうしないと飲めません。
 ”ブラック”で飲んではいけませんよ。

 ご注意ください。
ホーチミンへ  12:30 *ミトー 発

 腹一杯の昼食を終えて、ホーチミンへ朝来た道を戻ります。
*スコールでもあわてないバイクの人々

 ミトーからホーチミンへ戻る途中で、スコール(にわか雨)にあいました。
 バイクに乗っている人は、カッパを用意していて、すぐに対応しています。
 でも、雨では前方が見えなくなるけど、大丈夫かな?
統一会堂 14:00 *ホーチミン市の統一会堂

 時々、小雨が降りますが、ホーチミン市へ戻って来ました。

 まずは、統一会堂から見物です。
 統一会堂は、以前の南ヴェトナム政権では大統領官邸だった建物です。
  *統一会堂は、今は博物館となっています。

 入場料は、15,000ドン(約71円)とのことです。

  
  
  講堂や会議室、豪華な応接間、宴会場、また内閣の執務室など、各室が地上部分にあります。
  *地下は、旧南ヴェトナム軍の作戦本部

 
 この建物の地下(かなり深い)は、南ヴェトナム軍の作戦本部でもあり、いまでも当時使用された作戦地図や無線設備などが展示されています。


 
  *屋外には、戦車やヘリコプターも展示されている。

 あいにく、雨が降ってきたので、屋外の写真撮影は中止です。

 統一会堂には、100以上の部屋があり、屋上からはヘリコプターが発着できます。
サイゴン大教会 15:00 *サイゴン大教会

 旧南ヴェトナム大統領官邸だった統一会堂を見て、次は、サイゴン大教会に来ました。
 統一会堂からはそんなに遠くはありません。

  写真は、かなり補正して、明るくしているのですが、実際の空は曇って、天気が悪くなってきました。

 サイゴン大教会は、ドン・コイ通りの北端にある、赤い煉瓦の教会です。

 ドン・コイ通りは、緑が多くて、昔のフランス統治の面影が残っているようです。

 左右の塔の高さは、40mあるそうです。
  *1880年頃に建てられたとのこと。

 聖マリア大聖堂ともよばれます。
 
  ヴェトナムでは、仏教徒が70%から80%を占めていますが、フランスの植民地であったこともあり、カトリック教徒もいます。
  教会は、フランスの植民地時代に建てられたものです。

  一般の見学者は、入口から少しだけ教会の中に入れますが、奥までは、入れません。

 
中央郵便局 15:20 *中央郵便局

  サイゴン大教会の向かい側にある、中央郵便局です。

 小雨が降ってきました。
  *フランス統治時代の建物

 この中央郵便局の建物も、フランスの面影があります。

 天井だけでなく、床のタイルも美しい。

 正面には、故ホー・チ・ミン氏の肖像画が掲げられています。
  *円形を多用したデザインは美しい。

 両サイドには、世界地図や、ホーチミンの地図などが入っていて、下の時計で世界の時刻も分かります。
 またその下は、国際電話用のボックスです。

 *民芸品も売っている

  この中央郵便局では、切手などの郵便関係だけでなく、入口では、記念品や民芸品も売っています。
  *たたたま、手紙を出しに来ていた現地の方(?)との記念撮影です。


 郵便を出す人よりも、ベンチで休憩している人の方が多いかも。
  
 日本へのエアメールの切手は7,000ドン(約33円)とのこと。
ベンタイン市場  16:00
*ベンタイン市場

 次は、ホーチミンでの最大の市場、ベンタイン市場です。

 この市場は、泊っている、ニュー・ワールド・ホテル・サイゴンからも2,3分の位置にあります。

 このベンタイン市場に来る前に、民芸店に寄りました。

 その民芸店で、いつもは、お土産には興味が無いのですが、コーヒーを買いました。
 一袋が100g入りを3袋です。当初は、1袋が3ドルと言っていたのですが、3袋で5ドル(約450円)にさせました。
*広いペンタイン市場にはまた、何でもある。

 きれいに飾られた、花かごです。

 日用品、民芸品、食品など、この市場には、様々な品物があります。
*果物も丁寧に、盛り付けられています。
   同じヴェトナムの市場ですが、北のハノイでの汚さは感じません。
*くれぐれも、ひったくりには注意を!

 この付近は、すりやバイクでのひったくりが、多発しています。

 私たちのグループでもバッグをひったくられて、中にパスポートが入っていたため、その人は一緒に帰れませんでした。
休憩 17:00

19:00
*ホテル:ニュー・ワールド・サイゴンに戻り、休憩

 ベンタイン市場に近い、泊っているホテル:ニュー・ワールド・サイゴンに歩いて戻りしばし休憩です。

 しかし、この頃から、吐き気はするし、下痢がはじまり、大変でした。

 ホテルのチェック・アウトが、19時ですので、荷物をまとめるのと、何度もトイレに駆け込みで、休憩どころではありません。
夕食 19:30 *夕食

 サイゴン市内にある、間口は狭いけど、奥が広いレストランで夕食です。
  *メニューは、サイゴン蟹づくし!

 今夜が、ツアーの最後の夜ということで、阪急交通社も力をいれた豪華料理を用意しています。

 
  しかし、私たち(腹をこわしたのは、私だけかと思ったら、何と他に8人も腹の具合が悪い人たちがいた)は食事どころではありません。

 食事の部屋にいると臭いで吐き気がするので、裏庭で同じように腹をこわした他の人達と休んでいます。
 吐き気のする胃を抱えて、何度もトイレへと向かい、一つも食べることはできませんでした。
 でも、写真だけは撮っています。
 クヤシーッ!
  21:10 *ホーチミン空港 着

  *出発は、明日の 00:10 です。
 出発の2時間前に、ホーチミン空港に着きました。

 別に、トラブルもなく、痛い腹を抱えて、待合室のベンチで、安静にしています。
◎ 2010年7月13日(火)は終わりです。
◎ホーチミン市よりもサイゴンの方が慣れている。
 南ヴェトナムが北ヴェトナムと統一されて、南ヴェトナムの首都だったサイゴンが、名前を変えて、ホーチミン市となった訳ですが、私にとっては、ホーチミンよりも、サイゴンの方が呼びやすい。
 それは、以前からサイゴンに住んでいる人にとっても同じようで、ホテルの名称も、サイゴンを使っている。

◎半端でないホーチミン市のバイクの数

  ホーチミンに着いた昨夜から、市内に溢れるバイクの数のすごさに、驚くということを超えて、あきれています。
  夜は特に用事がないと思えるのにすごい数のバイクがうるさく走っているので、ガイドさんに聞いたら、何もやることのない若者が乗り回したり、デートもバイクでしているようです。
  そこで、バイクに絡んだ交通事故も多いようです。

◎サイゴンが舞台のミュージカルがあった。
  映画評論家(?)でもある私は、舞台も観ています。
  そう、南ヴェトナムの陥落前のサイゴンを舞台に、ヴェトナムの娘とアメリカ兵の悲しい愛をミュージカルにした、「ミス・サイゴン」があります。
  サイゴンで思い出しました。
    

◎本当に治安が悪いホーチミン市
  観光ガイドブックにも、阪急交通社からの案内にも注意書きがあったが、ホーチミン市は本当に、スリやバイクでのひったくりが多い。
  私たちのグループでも、ベンタイン市場でバイクに乗った二人にバッグをひったくられている。
  手持ちのバッグは狙われやすい。肩から掛けるタイプなら少しは、防げるか?

◎腹をこわすとは!
  ヴェトナムだけでなく、東南アジアでは、水に気をつけるのは、旅行の基本で、ホテルでも、歯を磨くのもミネラル・ウーターを使う程だったのに、最終日で腹をこわしてしまった。

  原因は、時間から判断して、ミトーから行ったタイソン島での蜂蜜茶ではないかと思う。
  私は、夕方の5時頃から発病したが、後から聞いたところ、1時頃の昼食時から、体調が悪くなっていた人もいたとのことだ。
  阪急交通社にも再発防止に注意するようメールを出したが、中小の旅行会社では、腹をこわした経験を持つ人は、多いようだ。

◎蟹料理を食べられなかったのが残念!
  腹をこわしたので、旅行日最後の料理であった「蟹つくし」を食べられなかった。
  ここの料理は、阪急交通社でも特別に用意していたようで、食べられなかったのは残念だ。

◎掛け言葉を忘れていた!
  この旅行記のメインの掛け言葉を書くのを忘れていました。

  「海外旅行の食事」と掛けて、
  「読売ジャイアンツ」と解きます。
  そのこころは。
  共に、はら(腹、原監督)が大切です!

  お粗末でした。
  

 

ヨーロッパ編はこちら

前へ前へ 次へ 次へ


掲示板へ

映画・演劇 評論へ