ヨーロッパ旅行 (その2)
スペイン・ポルトガル編 | |
2008年(平成20年)
第5日目 5月12日(月 )
スペイン・ポルトガルの旅
◎これまでの旅行地とグラナダまで |
◎ 本 日 の 予 定 | ||
場 所 | 概 要 | |
マドリッド | 朝食 | ホテル: プラガのビュッフェ |
ラ・マンチャ地方へ移動 | ラ・マンチャ地方まで約110Km(約1時間45分) | |
ラ・マンチャ地方 | 観光 (約1時間) | 風車を見物 |
コルドバへ移動 | コルドバまで約285Km(約4時間) | |
コルドバ | 昼食 | レストランでタパス料理 |
観光(約2時間30分) | 【世界遺産】イスラム教寺院メスキータ | |
花の小道 | ||
グラナダへ移動 | グラナダまで約171Km(約3時間) | |
グラナダ | 夕食 | ホテル:アリサレスにてヴァイキング |
洞窟フラメンコ・ショー | 約1時間30分 | |
宿泊ホテル | ホテル:アリサレス |
◎ラ・マンチャ地方 豆 知 識 |
*地形 *料理 |
訪 問 地 | 詳 細 | ||
ホテル:ブラガ | 6:00 7:00 |
*朝が早い。 ラ・マンチャで風車をみて、コルドバではメスキータ寺院を見、さらに一気にグラナダまで行って、夜はフラメンコと多彩で移動が長い。 でも、ビュッフェは昨日より量を少なくしてます。(昨日の朝からゆで卵2個は食べすぎでした。反省!) |
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ラ・マンチャ地方へ | 8:00 出発 |
*どうやら、雨も止みました。気温は13度と半袖では少しばかり涼しいのですが、多分これから南に行けば、気温も上がると予想し、半袖です。 *朝の通勤ラッシュはマドリッドも同じ。 |
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*スペインの乗用車 |
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*高速道路の近辺には、宣伝看板は禁止です? どうも、高速道路の周辺が日本と比べてスッキリしていると思ったら、宣伝の看板が禁止されているとのことだった。(でも、別の高速道路の付近では、宣伝があったけど) ただし、この黒い牛の看板だけは許されている。 実際、あちらこちらの丘の上などにあります。注意してみてください。 |
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ラ・マンチャ | 9時半頃 | *ラ・マンチャ地方 マドリッドから左右は、まったく平らな感じの丘陵地帯を1時間ほど走り、どうやら遠くに小高い丘が見えて来ました。 |
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9:45 着 |
*風車の丘に着きました。 風もなく、今は幌が張られていない風車ですが、幌がついていても、この風では風車も回らない感じです。 |
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*ラ・マンチャの風車と、セルバンテスの「ドン・キホーテ」 スペインの作家:セルバンテス(Miguel de Cervantes Saavedra)は、若い頃、無敵艦隊に入り捕虜となり苦労する。1605年に小説「ドン・キホーテ」を発表するが、版権は安く生活は生涯貧しかった。 小説「ドン・キホーテ」は、スペインのラ・マンチャ地方を舞台に、 当時ヨーロッパで、はやっていた騎士道にとりつかれ、現実と小説の世界の区別が出来なくなった下級貴族のドン・キホーテが汚い馬のロシナンテに乗り、ちょっとお馬鹿なサンチョ・パンサを従えて旅をする物語。 *参考までに、ミュージカル、「ラ・マンチャの男」もあります。
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*風車も今は観光用に残されているだけで、現実にはこのような風車になっています。 | |||
10:30 頃 |
*トイレ休憩 風車の丘のふもとにある、小さな村のお土産屋さんです。 ここに旅籠には、セルバンテスも泊ったとか。
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*スペインでは、タイルが多用されています。 タイルに絵をかいたり、道の案内をだしています。
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11時頃 | *次の観光地、コルドバへ向けて出発です。 *信じられないオリーブの木だけの丘、またオリーブの畑が続く! |
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コルドバ | ◎コルドバ(Cordoba) 豆知識 スペイン南部、アンダルシア地方の中央に位置するコルドバの礎が築かれたのは紀元前2世紀の半ば、ローマ時代のこと。哲学者セネカを輩出したことでも知られる町だ。 イスラム教の伝来とともに、コルドバには古代ギリシャやローマ時代の多くの文献が伝来した。町にはこれらを学ぶため、ヨーロッパ各地から留学生が集まり、医学や天文学など多くの学問が花開いた。宗教的にもイスラム教、ユダヤ教、キリスト教が共存し、みごとに融合しながら独特の文化を築き上げたのである。 歴史地区の見どころの中心となっているのが、メスキータ。元々は785年にイスラム教王アブドゥル・ラフマーンによって建てられたモスク(イスラム教寺院)だ。後に3回の大規模な増築が行われ、その規模は世界第三を誇る。かつてはここで、2万5000人もの信者たちが祈りを捧げていたという。 その他、コルドバに唯一現存するシナゴガ(ユダヤ人教会)のあるユダヤ人街や、ローマ時代の遺構であるローマ橋、イスラム教徒時代に要塞として築かれたカラオラの塔などが残る「コルドバ歴史地区」は、1984年、ユネスコの世界文化遺産として登録された。 |
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コルドバ | 14時頃 | *コルドバの市内に入って来ました。 道路は混んでなくて、ラ・マンチャの丘から、3時間程で着きました。 |
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*ローマ時代の橋 |
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昼食 | *とりあえず、昼食を。 *タパス料理です。サラダや、パンとおつまみ的なイカリング、マッシュルーム、ポークなど6種ほど出ました。 *ややバスの長旅(3時間)のせいか、食事内容が悪かったのか、皆さん食欲がない。 |
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メスキータ | 14:40 頃 |
*それでは、【世界遺産】 コルドバ (Cordoba) の メスキータ (Mezquita)観光の開始です. *正式な名称は、コルドバ大聖堂(Catedral de Cordoba)。 |
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*入館料:8ユーロ(約1,300円) *メスキータ(Mezquita)とは、スペイン語でイスラム教の寺院のモスクという意味です。 *気温は24度と暖かくなって来ました。半袖シャツが正解です。朝の読みが当たりました。 |
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*ここ、コルドバは、8世紀から11世紀初めまでは、イスラムの王朝が支配し、当時としては、大きくて、壮大なイスラム教の寺院(モスク)を建てました。 そのため、イスラム教とキリスト教の2つの文化が融合(私は合体の言葉を選びますが)した、独特の建築物となっていることです。 *例えば、この鐘塔(高さ93m)の内部は元々イスラム教でも使用された塔で、上と幅を追加して鐘や尖端をキリスト教会風にしています。
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メスキータ (Mezquita)寺院では写真撮影は、自由です。 *これが、普通のキリスト教会にはない、色使いと馬蹄形のアーチです。 この場所は、円柱がたくさん立ち並んでいますので、「円柱の森」と呼ばれています。(イスラム教のモスクの時には、900本ぐらいの柱があり、今でも856本が使われている。) |
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*イスラム教の時代には、開放されていた外側に壁を設け、上部にはステンド・グラスが嵌め込まれているというように、改装されています。 |
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*キリストの十字架も、こんな状態で見られます。 | |||
*天井も、独特の設計となっています。 | |||
*新発見!? 日本人も、メスキータの改装に参加していた!? メスキータ内部の各柱には、建築担当者が、自分たちのサインを残しています。そして、その一覧が、奥の壁にあります。(決して、落書きではありません。念のため。) *その中に、なんと、漢字で「山口」の名前がありました。どうやら、日本人の「山口さん」もこの時代にコルドバへ出稼ぎにきて働いていたのですね。(注:この事実は、私が現在研究中ですので、まだ公表しないでください。お願いします。) |
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*内部の細工も立派です。 | |||
旧ユダヤ人街 | 【世界遺産】 旧ユダヤ人街 (La Juderia) *メスキータをあとにして、メスキータの側にある、「旧ユダヤ人街」を散策します。 *またまた、恐怖の細い迷路が続きます。
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*花の小道(小径) ここでの、パンフレットに書いてある見所が、「花の小道」です。 せまくて、大人が2人通るともう一杯という、突き当りのある路地です。 |
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*花の小道の突き当たりは、こんな風になっています。 | |||
*美しい中庭(パティオ)とタイル細工の建物 スペインの建物の中央には、パティオ (Patio 中庭) 呼ばれる花や噴水で囲まれた空間があります。 後で観光案内を読んでいたら、パティオのコンクールも開かれているそうです。 |
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*緑も豊富 コルドバは川の側にある街で、水にも恵まれているようです。 |
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*ジャカランダ (または「 ハカランダ:Jacalanda 」) の花が満開です。 日本で言えば桜にあたる、スペインを代表する藤色の花「ジャカランダ」が、丁度1週間前ぐらいから咲き始め、街路樹としてスペインの各地で見られます。 *再び、スペイン語講座 |
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グラナダへ | 16:30
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*感動的なコルドバのメスキータを後にします。 これから、南のグラナダまでバスでまた3時間ほど(約171Km)の長旅です。 *道路の左右には、またまた整備されたオリーブの木々が繋がります。 |
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17時半頃 | *元駅のような場所で、トイレ休憩です。 オリーブの集荷場だったようです。 このあたりには、背の低いひまわりの花も咲いていました。 高速道路ではなく、普通の道を南へ向かいます。 |
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*シェラネバダ山脈が見えてきた。 まだ山の上の方には雪があります。この山を南に向かって越えると、宿泊地:グラナダです。 |
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ホテル:アリサレス | 20時頃 | *グラナダのホテル:アリサレス(Alixares)に着きました。 このホテルは、アルハンブラ宮殿にも歩いていける距離にありました。 |
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*夕食 アリサレスのプールが望めるレストランで、ヴァイキング・スタイルの夕食です。 写真は、昼間のイメージです。我々が着いた時には、暗くてプールもはっきりしませんでした。 *味は? |
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フラメンコ・ショー | 21時半 頃から |
*洞窟のフラメンコ・ショーへ出発 このスペイン旅行の1つの目玉である、フラメンコを見に行きます。 狭い坂道にあるようで、ミニバスも入れないため途中から歩きです。 |
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*崖を背にしたところに店の入口があります。 中は、岩をくりぬいた洞窟を改造しています。
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*フラメンコ・ショーの開始です。 舞台も狭く、一人が踊るスペースしかありません。 観客席は、左右に3列、全部で60人ほどしか入れません。
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*ギターと手拍子、そして、そう掛け声(オーレ!)に合わせて踊ります。 | |||
*迫力のある女性でした。 | |||
*男性も踊ります。 | |||
*足さばきにも力が入ります。 | |||
*フラメンコ・ショーは、4,5人を1組とした、合計2組が出ています。 ギターを弾く人、歌を歌う人、またリズムを取る人などで、全員が踊るわけではありまん。 各組の持ち時間は、大体30分のようです。 1ドリンク付いています。 約1時間ほど本場の迫力ある踊りと、リズムを堪能しました。 |
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泊り | 23時半 頃 |
*ホテル:アリサレス(Alixares)に戻って来ました。 *今日は、移動も多くて、また夜もフラメンコまでありで、ぼんやりしています。 |
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2008年 5月12日は終わりです。 | |||
◎いけども、いけどもオリーブの畑に思うこと ◎ラ・マンチャ地方 −スペインの中央高原ー は元々不毛の地 ◎スペイン語を語源とする日本の言葉 ◎ユーロのコイン(硬貨)は、各国で独自のデザイン ◎朝はスキーで昼から海水浴 ◎イスラム教とカトリック(キリスト教)の闘いが今も続く ◎またまた長いバスの旅 ◎フラメンコ・ショー ◎スペインの音楽 ◎スペインの映画
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