ロシア   6日間の旅行記

期間: 2017年(平成29年) 10月17日(火) ~ 10月22日(日) 

 出発の、前に
 ロシアへ行こうと思った訳
 ・パスポートの更新
 ・ロシアのビザの取得方法
 ・旅行会社の選択
 ・ビザの再発行
 ・持っていくもの
 ・両替と通貨の問題
 ・水の問題

  

前へ 次へ

◎ロシアへ行こうと思った訳
  ヨーロッパにおける海外旅行も、北のイギリスから始まり、大陸の西の外れにあるポルトガルも旅したし、それからスペイン、フランス、ドイツ、オーストリア、チェコ、スロバキア、ハンガリー、スイス、イタリアとほぼめぼしい国々へは行った。
 これらの旅で得たものは、確かに「百聞は一見にしかず」の諺が示すように、いくら世界各国における情報がとび回っていてそれらから知っている気持ちになっても、現地に行って実物を見なければその大きさや周りを取り巻く状況は分からないものばかりだった。

 そこで、もう高齢になった自分の体力を考えると一度の飛行時間が10時間もかかる海外旅行を今後することは大変と感じ、今の内に日本から遠くにあるヨーロッパでも今まで訪れたことのない国へ行ってみようと思う。
 すぐに候補に挙がったのは、オランダやベルギーだった。
 しかし、オランダやベルギーでの見どころは、花や運河とどうも私の感覚にヒットしない。
 どこか他の国はないかと、世界地図を見ていたら北の方にロシアがあり、ロシアの見どころとしては、モスクワの赤の広場やサンクト・ペテルブルグにはエルミタージュ美術館もエカテリーナ宮殿もある。
アメリカと旧ソビエト連邦との対立が激しかった「冷戦時代」のまっただ中にいた私としては、昔なら絶対行くことのできなかったモスクワを訪れることができるというだけでも、興奮する。
更に、今まで訪れたヨーロッパ各国の観光場所としては、多くが古い教会が中心で、これら教会建物はまったく変化がなくて面白くない。
その点、ロシアの美術館が持っている絵画や宝物は新しい経験として見る価値がある。
 
 というわけで、10月はもう寒いようだけど、ロシアへ行く気になった。
 
 
◎パスポートの有効期限が迫る!
 ロシアへ行くということで、ロシアの観光旅行をネットで調べると、ロシアに入国するにはビザの申請が必要で、それには、
  * 申請に必要な書類
    1.申請者のパスポート原本。
     パスポートの有効期限は、申請するビザの出国期限より6ヶ月以上必要です。またパスポートの査証欄には、少なくとも見開きで2ページ以上の余白を必要とします。
    
    2.電子査証申請書(EVA)。
     申請書は、ロシア外務省領事局の専用サイ ト https://visa.kdmid.ru  (申請書の記入手順について、ロシア語や日本語、その他の外国語による説明あり)にて取得し、ロシア語、もしくは英語で入力し、印刷してください。

    3.写真1枚。
      写真(パスポート用のサイズ4,5х3,5cm)を申請用紙に貼ってください。横顔やサングラス、頭に被いをした写真は受け付けられません。
    とあります。

  また、
   観光ビザ
   •旅行者(特に個人旅行者)は、上記の書類のほかに旅行会社が発行する旅行確認書(ファックスコピー可)が必要となります。
   確認書は、ロシア連邦観光省による登録(旅行リファレンス番号)のある受入れ先の情報が記載される書類で(見本-「外国人旅行者受け入れ確認書」(注:これは、アクセスできませんでした)、受入れ先の責任者の署名および社印がなければなりません

   確認書は下記の情報がなければなりません:
     ◦旅行者のデータ(氏名、生年月日、パスポート番号);
     ◦ロシア入国日および出国日;
     ◦観光ルート、移動手段、宿泊場所、観光プログラム;
     ◦旅行会社の署名と印;
     ◦支払済み証明;
     ◦ロシアの受入れ旅行会社名とその旅行レファレンス番号。
     •シングル、ダブルにかかわらず、複数の会社に観光サービスを依頼している場合、それぞれの会社からの書類が必要となります。
     注意!入国回数にかかわらず観光ビザの最大有効期間は 30 日間です。
   ともある。


 ◎パスポートの有効期限が2018年3月6日までしかない!
   2017年の9月にロシアへ行くことを決めたので、一応旅行日は、2017年の10月以降となる。
 そこで、以前とった10年有効のパスポートを見ると、何と、有効期限は2018年3月6日までとなっています。
 これでは、ロシア入国に必要な、
  1.パスポート...予定滞在期間終了日より6か月以上有効期限があるもの
  での6ヵ月を満たさないではないか。
  そこで、パスポートの更新手続きに入る。

 *パスポートの更新(切替申請)
  現在有効なパスポートを持っている場合のパスポートの更新(切替申請というらしい)では、以下の書類が必要となります。
  1.パスポート用の写真:1枚
    
適当な写真例.jpg
パスポート写真の規格と見本例(単位:mm)

カラーでも白黒でも可
本人のみが撮影されたもの
提出の日前6か月以内に撮影されたもの
縁なしで左記画面の各寸法を満たしたもの
(顔の寸法は頭頂からあごまで)
無帽で正面を向いたもの
背景(影を含む)がないもの
(白髪の方は背景がなるべく濃いものに)


  2.有効なパスポート:1点
   •このパスポートは無効(VOID)印を押印した上で、新しいパスポートをお渡しするときにお返しいたします。
   •返納されたパスポートの残存有効期間は切り捨てになり、旅券番号も変わります。

  3.申請書(受付場所で記入)
    申請書の東京都における記入例は、

     有効なパスポートをお持ちでない方(初めての申請など)|東京都生活文化スポーツ局 (tokyo.lg.jp)

      にあります。   
   なお、このまだ有効期限が残っている場合のパスポートの申請では、戸籍謄本又は戸籍抄本の提出は不要です。

   申請が終わると、東京都の場合、
   •パスポートは申請してから受領まで、土曜・日曜・祝日・国民の休日・年末年始(12月29日から1月3日)を除いて6日かかります。

 *受領
  •パスポートは、年齢に関係なく申請者本人のみが受け取ることができます。代理人による受け取りは認められませんので、ご注意下さい。
  •パスポートを受け取ることのできる窓口は、申請書を提出した旅券窓口です。
  •パスポートを受け取るときは、申請時にお渡しする旅券引換書、手数料が必要になります。
  •旅券引換書に書かれた交付予定日が来たら、できるだけ早く受け取りにおいで下さい。
  パスポートは、発行日から6か月以内に受け取らないと失効し、申請時に返納された前回のパスポートも廃棄させていただきます。

 手数料は、パスポートを受領するときにお支払いください。
手数料はクレジットカード等で支払うことはできません。申請時にお渡しする「旅券(パスポート)引換書」に記載された「収入印紙・東京都手数料取扱窓口」で所定の手数料(国の手数料と都の手数料の合計)を現金でお支払いください。
なお、国の手数料分については、郵便局等で購入した収入印紙も現金払いの代わりに使用することができます。
  

手数料一覧

公開日:平成28年(2016)2月26日更新日:平成28年(2016)2月26日
  パスポート申請の種類 東京都
手数料
収入印紙  合計 
新規発給申請
(切替新規申請)
(訂正新規申請)
10年間有効   2,000円  14,000円  16,000円
5年間有効
(12歳以上)
 2,000円 9,000円  11,000円
5年間有効
(12歳未満)
 2,000円  4,000円  6,000円
記載事項変更申請   2,000円  4,000円  6,000円
  査証欄増補申請  500円  2,000円  2,500円
  限定旅券の新規発給申請  2,000円  4,000円  6,000円
  限定旅券の渡航先追加申請  300円  1,300円  1,600円
  訂正申請
(平成26年3月20日制度廃止。同年3月19日申請受付まで)
 200円  700円  900円

 ◎ということで、今回も、前と同じ10年間有効で申請し、手数料¥2,000-と印紙代¥14,000-の合計 ¥16,000-を払いました。
  この年齢で、あと10年間に何回海外に行く機会があるか不明ですが。

    

  これで、ロシアへのビザ申請の
  パスポートの有効期限は、申請するビザの出国期限より6ヶ月以上必要です。またパスポートの査証欄には、少なくとも見開きで2ページ以上の余白を必要とします、
  はクリアーしました。
 ◎ロシアのビザの取得
  ◎ビザの取得へ
 では、ロシアへのビザ申請の
 観光ビザ
   •旅行者(特に個人旅行者)は、上記の書類のほかに旅行会社が発行する旅行確認書(ファックスコピー可)が必要となります。
   確認書は、ロシア連邦観光省による登録(旅行リファレンス番号)のある受入れ先の情報が記載される書類で(見本-「外国人旅行者受け入れ確認書」)、受入れ先の責任者の署名および社印がなければなりません

   確認書は下記の情報がなければなりません:
     ◦旅行者のデータ(氏名、生年月日、パスポート番号);
     ◦ロシア入国日および出国日;
     ◦観光ルート、移動手段、宿泊場所、観光プログラム;
     ◦旅行会社の署名と印;
     ◦支払済み証明;
     ◦ロシアの受入れ旅行会社名とその旅行レファレンス番号。
     •シングル、ダブルにかかわらず、複数の会社に観光サービスを依頼している場合、それぞれの会社からの書類が必要となります。

  の取得です。

 ビザの申請は、過去にも、カンボジアの旅  や  スリランカとインドの旅  でも
 自分で申請してとっていますから、ネットの情報をもとに、今回も自分で取る積りです。

 しかし、申請にあたって、観光ビザでは、
  •旅行者(特に個人旅行者)は、上記の書類のほかに旅行会社が発行する旅行確認書(ファックスコピー可)が必要となります。
 が気になります。

 これもネットで調べると、ロシアのビザの発行にあたっては、必ずロシアの旅行会社が発行する旅行内容(観光ルート、移動手段、宿泊場所、観光プログラムなど)を確認した書類(バーチャーというようです)も添付する必要があるということです。
 
 しかし、私はまだ明確な旅行の日にちも決めていなくて、目的地も大体、モスクワとサンクト・ペテルブルグに行こうかと思っているだけで、多分、日本の旅行会社を介していくことになります。
ましてや、ロシアの旅行会社なんてまったく分かりません。

 この状況で、どうしたら、ビザがとれるかと悩んで、ネットを調べ回ると、こんな時には、いわば架空の「旅行確認書(バーチャー)」を発行してくれるロシアの旅行会社があることが分かりました。
 
 それが、www.TravelRussia.su です。
 
 さっそく、www.TravelRussia.su とコンタクトをとり、必要項目を入力し、ビザの有効期間は、30日とあるので、一応、旅行日を 2017年10月27日から2017年11月3日として、
 手数料は、799ルーブル(約1,600円)をクレジットカードで払うと、その日のうちにPDF形式で、左にロシア語、右に英語の旅行会社のサインが入ったバーチャーがネットで発行されてきました。

 バーチャー(旅行確認書)の例

 


 これで、ビザ発行に必要な旅行確認書(バーチャー)も揃いましたから、次は、ネットから、
 電子査証申請書(EVA)の作成を、ロシア外務省領事局の専用サイ ト https://visa.kdmid.ru  から行います。
 この電子査証申請書(EVA)の入力に当たっては、日本語でのガイドもありますから、それほど難しくはありません。

 ここで、ビザの有効期間が30日ということで、
  Date of arrival and departure: (入国日と出国日)を、2017年10月10日~2017年11月9日 と余裕をもたせて作成し、印刷して、写真1枚(パスポート用のサイズ4,5х3,5cm)を申請用紙に貼って、日本語の署名と日付をして、意気揚々と東京は地下鉄日比谷線:神谷町駅の近くにある、在日ロシア連邦大使館領事部へ行きました。
 
 (ここで、後日、電子査証申請書(EVA)を細かく見て気が付いたのですが、Date of arrival and departure: (入国日と出国日)の、2017年10月10日~2017年11月9日 は、全然、電子査証申請書(EVA)の記載事項には反映されていません。
 旅行会社の日付:10 Date of arrival and departure: (入国日と出国日)の、2017年10月27日~2017年11月3日 となっていました。
 ここで、ロシアのビザの有効期間は、旅行会社のバーチャーが優先すると気が付けばよかった。)

 ビザの申請書の例

 



 〒106-0041 東京都港区麻布台2丁目1−1
 電話:03-3583-4445
 業務時間(土日、及びロシアの祝日を除く): ビザ申請と受取りは午前中のみ :9:30~12:30
 
 ロシア大使館は旧ソ連大使館の時代から六本木に近い狸穴(まみあな)にあり、場所は知っていて、何度もその前を通ったことはありますが、いつも警察や機動隊の警備が厳しいところで、当然ながら、一度もその建物の内部に入ったことはありませんから、これはいい機会です。

 ビザの申請を受け付ける入口は、ロシア連邦大使館の大きな入口とは別で、通りには面していますが、頑丈な鉄格子製の入口です。
 平日の10時半ごろ到着したら、自動の受付券の発行機が左側にあり、ここで券を発行し暫くまちます。(この日は、約30分)。
 待合所には、パスポートを20人分や30人分を持った人もいて、もらったビザの確認を丁寧にしています。

 待合所のテレビ場面に映される番号が、自分の番になったので、受付のロシア人らしい娘さんに
 1.パスポート
 2.バーチャー
 3.電子査証申請書(EVA)
 をパスポートに挟んで出します。
 これらをチラットみて、いつ取りにくるか、日本語で聞かれます。

 *ロシア観光ビザの発行手数料
  ロシアのビザの発行では、原則無料で、受取日によってその手数料が異なっています。

  ①3労働日以内の発行......¥10,000(翌日可)
  ②4~10労働日以内の発行...¥4,000
  ③11労働日以降...¥0 (無料)

 というなら、当然無料を選びます。
 無料でと答えたら、書類が隣の窓口に廻され、日本語は話せない娘さんから、
 ・受付日、
 ・氏名
 ・受取日
 などがロシア語と英語で記入された黄色い紙が渡されます。
 
 

 これで、受付は終わりです。2、3分もかかりません。

 ◎ビザを取りに行く
  2週間ぐらいたったら、ビザをとりに、また在日ロシア連邦大使館領事部へ行きます。
  ビザを取るときは、申請時と異なり受付番号は必要なく、黄色い紙をくれた窓口に並んで、黄色い紙をだすと、パスポートにビザが貼付されて返還されます。
  この日は、10時半ごろにロシア領事館に到着しました。並んでいる人はなくすぐにパスポートは赤い紙と一緒に返還されました。

 

 ◎Date of arrival and departure: (入国日と出国日)が限定されている!
  
電子査証申請書(EVA)では、旅行会社に依頼した旅行日は、
  2017年10月27日~2017年11月3日

  ですが、
  2017年10月10日~2017年11月9日と余裕を持たせて申請しました。
 
  しかし、返還されたパスポートを見ると、入出国日が、2017年10月27日~11月4日と入国日は旅行会社のバーチャーの日付ですが、出国日は1日たされて 11月3日が 11月4日 になっているではありませんか。

 


  そこで、このビザで、10月27日以前に入国できるかと、隣の窓口の日本語が分かるロシアの娘さんに聞いたら、10月27日以前に入国したいなら、再度変更のバーチャーを旅行会社に発行してもらい、ビザも再申請になるとのことです。

 通常外国のビザなら、その有効期間は、発行日から1ヵ月とかとなりますが、ロシアのビザのシステムは、30日の有効期間があっても、「ロシアの旅行会社が発行する旅行日が優先する」 ということが分かりました。
◎旅行会社を探す
  これでロシアへのビザは発行されましたから、次は、日本の旅行会社の選定です。

 ロシアで行きたいところは、モスクワの赤の広場中心で、あとは、サンクト・ペテルブルグのエルミタージュ美術館とエカテリーナ宮殿です。
 この条件で探すと、今回も、JALパックや近畿日本、JTBも候補に上がりましたが、かなり代金が高い。
 私の過去の海外旅行のツアーは、阪急交通社で、ここは、ロシア旅行でも相変わらず、下のように、リーズナブルな代金です。

  旅行代金 ¥169,800
  一人部屋  ¥35,000
  空港使用料  ¥2,090
  保安料       ¥520
  -------------------------------
  小計    ¥207,410

 他に、燃油サーチャージ 目安で ¥14,000 とのこと。
 プラス 現地税 ¥2,520

 燃油サーチャージが別途請求されることについては、いつも、納得ができないけど、まあ、仕方ないかと阪急交通社のネットから、申し込もうとしたら、ビザの申請が阪急交通社が強制的に手数料 ¥5,400 をとってやるとのことで申し込みが先に行けない。
 これでは、何のためにロシア領事館まで行ってビザを取得したのか、まったく面白くない。
 そこで、阪急交通社に電話すると、ロシアへの旅では、参加者全員に対して阪急交通社がビザの申請を代行することになっていると言って、もう既にビザを取得しているといっても話にならない。
 こんな、融通の利かない旅行会社を相手にする必要はない。

 ということで、探すと、条件にあった旅行会社が出てきた。HISだ。
「初めてのロシア 6日間」だ。
 こちらは、阪急交通社よりも、代金が安い。

 
 
  旅行代金 ¥169,800
  一人部屋  ¥30,000
  空港使用料  ¥2,090
  保安料       ¥520
  ---------------------------------
  小計    ¥202,410

  しかも、燃油サーチャージは込だ。
  これに別途、現地税 ¥2,520 はかかる。

 総費用は、 ¥204、930 となる。

 そして、ビザは自分でも申請できる。
 
 早速、HISに申しこむ。

 しかし、問題は、旅行日だ。2017年10月17日出発で、戻りは、10月22日しか空いていない。
これでは、既にとっているビザではロシアに入国出来ません。
◎バーチャーとビザの再発行へ
 ロシアへの入国ビザの有効期間は、30日ではなくて、バーチャーに記載された旅行期間(プラス1日で発行される)です。  

 そこで、バーチャーの変更をします。

 早速、バーチャーの発行を依頼した、www.TravelRussia.su にメールで日付の変更を依頼します。当然、メール文は英語ですが。 

 元の旅行予定日は、 2017年10月27日~2017年11月4日
 変更後          2017年10月17日~2017年10月23日 (HISの旅行期間は、10月17日~10月22日 ですが、1日余裕を持たせています。)

 www.TravelRussia.su からすぐに、同じ番号で、変更後のバーチャーがPDF形式で送られてきました。
 変更で、追加料金が発生するなら、請求してくれとメールで書いていましたが、変更での追加の請求はありませんでした。

 旅行日変更後のバーチャー
 
 



 このバーチャーに基づいて、再度、ロシア連邦外務省領事局の査証申請書のサイト https://visa.kdmid.ru/  に行き、必要項目を入力します。
 *このサイトでは、以前入力して作成した場合、パスワードなどを入れれば、30日以内なら以前の申請書が出てくるとありますが、氏名、誕生日などを、順番や形式を変えて入れても、前の申請書は出てきませんでした。
  そこで、新規作成しました。

 再作成の査証申請書
 
 
 
 

 これを持って、又東京のロシア領事館へ行きます。

 〒106-0041 東京都港区麻布台2丁目1−1
 電話:03-3583-4445
 業務時間(土日、及びロシアの祝日を除く): ビザ申請と受取りは午前中のみ :9:30~12:30

 今日(2017年10月5日)は、10時15分頃、ロシア領事館に着きました。
 入口の左側にある発券機から番号札をとり待ちます。
 待っている人たちは少ないのですが、待合室にあるテレビに表示される番号が全然進みません。
 大量に申請のパスポートを持ってきている人がいるようです。

 どうやら、1時間も待たされ11時15分頃に私の番です。先日と同じ受付のロシア人らしい娘さんに
  1.パスポート
  2.バーチャー
  3.電子査証申請書(EVA)
 をパスポートに挟んで出します。
 これらをチラットみて、いつ取りにくるか、日本語で聞かれます。

 *ロシア観光ビザの発行手数料
  ロシアのビザの発行では、原則無料で、受取日によってその手数料が異なっています。

  ①3労働日以内の発行......¥10,000(翌日可)
  ②4~10労働日以内の発行...¥4,000
  ③11労働日以降...¥0 (無料)

 ということで、前回は、無料の11日労働日以降を選びましたが、今度は、申請日が10月5日で、出発日が 10月17日 であるため、仕方なく余裕をみて、早めの4日労働日以内(10月10日出来上がり)を選び、¥4,000 を払いました。

 そこで、受付窓口を隣へ動き、日本語が分からないロシア娘に、¥4,000 を払うと、ロシア語と英語が並記された黄色いレシートをくれます。
ここには、
 ・申請日、申請者氏名、金額、受取日 が記入されています。

  

 これで、ロシア入国ビザの申請は終わりです。



◎ビザの受け取りに
 2017年10月10日 10時30分頃、ロシア領事館へビザとパスポートを取りに行きます。
もう、ロシア領事館へは、何度も足を運んでいますので、道は間違えません。

 出来上がったビザの受け取りでは、申請時のような番号札の発行もなく、申請窓口の隣のお金を払った窓口に並びます。
 この日は、私の前に2名いましたが、10分ほどで、私の番となりビザの貼られたパスポートを受け取ります。

 受取には、申請時の黄色い紙の内容が記載された赤い紙もパスポートと共に返されます。

 
 
 それでは、パスポートの中身を確認してみましょう。

  1.以前のビザは?
   旅行の日付が、2017年10月27日~11月4日となっているビザは、読めないロシヤ文字(多分 VOID 無効の意味?)のスタンプが押されています。

 

 2.そして、新しいビザは、ちゃんと、旅行日が 2017年10月17日~10月24日(ここは、申請日よりプラス1日を、領事館でしている)となっています。

 


 これでどうやらロシア入国のビザも取れましたので、無事に(?)ロシアへ行けます。
 
◎用意する物
  もう海外旅行に慣れている人には、お節介な話ですが、通常持っていく物は
  1.パスポート(ロシアのビザ付き)
  2.パスポートのコピー
  3.パスポート紛失に備えて、パスポートに貼ったのと同じサイズ(3.5cmx4.5cm)の写真
  4.着替え(長袖、パンツ、肌着、靴下など)
  5.整腸薬(正露丸)
  6.折りたたみ式の傘
  7.歯ブラシ、歯磨き粉
  8.爪切り
  9.髭剃り(男性なので)
  10.カメラ関係
     ・デジカメ(私のカメラは、乾電池(単3)を使用するタイプを選んでいます。)。 メーカーは、CANON Power Shot SX150 IS です。
     ・電気変換プラグ(海外用、多プラグ対応型)
     ・乾電池の充電器
     ・充電式乾電池(単3)x10(毎晩、ホテルで充電します。)
     ・メモリー・カードはSDで、容量は 32GB です
      これなら、10,000枚は撮れますから、なんでも撮ります。
      因みに、今回の「ロシア 6日間」では、1,263枚を撮りました。

      
     
     ・ちなみにロシアの電気等
       電圧:220V
       周波数:50Hz
       プラグ:Cタイプ

       

    11.飛行機内用空気枕

      

また、10月のモスクワやサンクト・ペテルブルグの気温は、平均 5度で、天気予報では曇と雨になっています。

 そこで、寒さを考えて
  ・ダウン・ウエア
  ・セーター
  ・厚手タイツ
  ・カッパ
  ・マフラー
  ・手袋
  ・使い捨てカイロ(多数)

 も用意しました。
◎両替など通貨について
 *他に必要なものは、お金ですが、ロシアの通貨:ルーブルは一般では扱っていませんので、成田空港で、両替します。
  追加情報:成田空港では、多くの両替屋は同じ交換レイトです。
         千葉銀行が、旅行会社と提携していて、10%割引券を出している。

 いくら用意するかは、ロシアでのツアー料金外の飲み物やお土産購入によります。

   レイト:2017年10月25日現在: 1ルーブル=1.98円 です。
   これに、両替の手数料が加わります。

  *HISからの物価情報では、
   ・枕銭
    チップはお気持ちですが、一晩あたり50~100ルーブル(¥100~¥200、米国ドル $1 も可)。
     追加情報:私は、別の海外旅行で1ドル紙幣を持っていましたので、翌朝のベッドの側には、1ドル紙幣を置きました。
   ・モスクワで入館するグム百貨店では、ブランド商品の扱いが多いので高い。
    お土産物はホテルの近くにあるスーパーやお土産物店での購入が安い。
    追加情報:博物館や美術館の売り場も、街中のお土産屋よりも安いので、購入者は検討のこと?
  
   ★目安★
     ジュース:80~120ルーブル
           追加情報:コケモモのジュースは、150ルーブル(約300円)だった。
     ビール:180~380ルーブル
     ワイン:450~680ルーブル
     マトリーショカ:400ルーブル以上(中に入っている数やクオリティによる)
          追加情報:安物は、開かないものもあるので、必ず手に取って開けること。
     板チョコ:80~100ルーブル
     アションカちゃんチョコ:240ルーブル(小さいのが14個入り)
     ナチュラシベリカのハンドクリーム:200~300ルーブル

    スーパーやお土産物屋さんではカードも利用可能です。  
   (JCBは利用できるところが限られます。できるだけVISA・MASTERをお勧めします)
   現地で追加の両替を希望される方もいらっしゃいますので、両替はどの程度お買物をされたいか、飲物を飲まれたいかですが、ルーブルは余ると他の国では利用できないため注意が必要です。

  また、ロシアでは米ドル、ユーロも使えます。
◎水道水について
 基本的に、海外では水道水は飲まないで、ミネラルウォーターを使用する。

 この原則は、水道事情が悪い東南アジアだけでなく、ロシアでも同じです。
 
 バスタブ(浴槽)に水を張ると分かりますが、サンクト・ペテルブルグの水道水は、かなり茶色に濁ります。

 モスクワのホテルでは、水道水の濁りがありませんでしたが、海外に行って腹を壊しては折角の食事が台無しになりますから、水道水は飲まないで、ミネラルウォーターが、スーパーで 500mlが30ルーブル(約60円)と安いのでこれを飲みましょう。 

 追加情報:ロシアでは水道が悪いことを認識していて、ツアーでは旅行会社が毎日1本くれる(また、バス会社がくれる)。
        さらに、レストランでも、ミネラルウォーターを各自くれたり、2,3人に大きなペット・ボトルを用意してくれる。
        でも、ホテルの歯磨き用などは、用意した方がいいかも。
 

前へ 次へ




更新記録
2017年10月28日:第1稿Upした。
2017年10月12日:準備開始

*マンションのご相談なら、迷わず、 へご連絡ください。