スリランカとインド 9日間の旅行記
期間: 2014年(平成26年) 4月13日(日) 〜 4月21日(月)
スリランカ | インド |
いきさつと費用、出発の前に、地図のページ
◎インドとスリランカの旅 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
*いきさつ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
●インドやスリランカへ行こうと思った訳 ヨーロッパの各国だけでなくアジアもあちらこちらへ旅をしてきたが、そのたびに地球の広さを感じた。 また、いくら他人の旅行記を読んでも、そして、テレビや映画を見て各地の情報を得ていても、結局は、現地に行かなければ分からないことは多いということを、正しく肌身を通して感じている。 世界各国を旅して強く感じたのは、どうして人類は戦いから抜け出すことができないのかだ。 一人ひとりの付き合いでは、他人を殺すことなどありえない関係を築いていながら、国だ、民族だ、宗教だとなると、そこには、戦争と呼ばれる大量の殺人が公然と行われる現実の矛盾がある。 小さな島の帰属を巡って多くの人々の生命が奪われることにどうして疑問を持たないのか。 人類の歴史から、戦争の悲惨さや酷さを度々学んでいながら、そのおろかな行為を何度も繰り返すこの人類の集団が持つ特別の感情はいくら取り払おうと思っても、取り去ることができないものなのか。 特に最近のイスラム教徒による暴力行為は、いくらその正当性を訴えても、身勝手な詭弁にしかすぎない。 仏教を信じている国では、他の宗教との摩擦が少ない気がしている。 そこで、仏教国を見てみたくなった。 仏教国としては、有名なタイが上げられるが、タイは以前に訪れているし、最近はデモが多くて危険地帯でもあるので、今はヒンズー教徒が多いけど仏教発祥の地であるインドと仏教徒が多いスリランカを訪問してみようと思った訳だ。 年齢も70歳に近くなり、徐々に体の衰えもあるので、元気な内に、日本から時間がかかる遠くの国々から先に見ておこうとも思う。 |
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*旅行会社の選定 とりあえず、旅行先をインドとスリランカにしたので、旅行会社のパンフレットを各種取り揃えて検討する。 でも、インドだけ、スリランカだけ、と単独国を訪問するツアーは案外とあるが、インドとスリランカを巡るツアーは意外と少ない。 折角、インドに行くなら、近くにあるスリランカにもついでに行かないと満足できない。 ●インドの旅は、内容が汚い? 旅行会社のパンフレットを見ると、インドでは、当然ながら、タージ・マハルを中心にする企画だけど、他にガンジス川の沐浴を見るなど入っていて、これは私の好みではない。 ゴミが浮いている川で身を清めるのは、きれい好きな私にとっては吐き気をもよおす景色だからだ。 また、どうもインドでは、ホテルも汚くて、温水シャワーが使えないとか、水の出が悪いとか、まだまだ旅行者にとっては、悪い状況のようだ。 そこで、もうインドではタージ・マハルを見ればいいのではないかと思う。 ●また、また、阪急交通社になる。 JTBなど旅行会社のパンフレットを比較検討すると、当初計画したインドよりもスリランカでの滞在日数が多いけど、訪問地と食事付きで料金を比べると、阪急交通社の「光り輝く島 スリランカ と インド ゴールデンルート 9日間」がマッチした。 阪急交通社は、もう過去のロンドンやフランス、スペイン、オーストリアなどヨーロッパ旅行でも利用し、ハノイ、アンコール・ワットでもまあそこそこの内容だったし、初めての旅で、添乗員が付いていて、さらに全食事もついているのは、移動時間は駆け足で大変だけど、名所の入場券の手配や食事をどこに何にしようかなどを考えなくて、ただ観ているだけで良くて、実に楽なので、これにする。
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●スリランカとインドに行く前に ●スリランカとインドの両国ともビザの取得が必要だ。 スリランカとインドでは、短期の観光目的の旅行者でも、パスポートの他に、訪問に際して事前に入国ビザを取得する必要があります。 この申請は、旅行社でも代行してくれますが、実費の他にかなりの手数料を取られますから、私は、自分でやります。 |
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* スリランカのビザの取得法(ETA) スリランカの入国に際しては、以前は不要だったようですが、2012年1月からビザが必要です。 ビザはオンラインで申請し、取得できます。 サイトは、http://www.eta.gov.lk/slvisa/visainfo/center.jsp?locale=ja_JP m です。
*なお、この「ETA Approval Notice」は、特にスリランカにもって行かなくてもいいようです。 私は、もって行きましたが、スリランカの入国時に空港でパスポートを示すと、小さなVISAのような紙をパスポートに貼ってくれます。 |
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* インドのビザの取得法 まず、インドのビザの申請も、オンラインで必要な事項を入力して申請しますが、ここで入力する事項が実に多くて面倒です。 東京インドビザ申請センターがインド政府の代行をしています。 サイトは、http://www.indianvisaatjapan.co.jp/index_jp.html です。 住所、氏名、パスポート番号など通常に必要とされる事項の他に、本籍地、両親の氏名、パキスタンへの入国情報、軍隊や警官の経歴、過去10年間の海外旅行先など、多くの項目に記入して2ページに渡る申請書を印刷します。 入力する項目が多いので、中断して入れ直すこともできますから、面倒だと諦めないでやってみてください。 記入例: http://www.indianvisaatjapan.co.jp/pdf/sample_form_filling_online.pdf 印刷した申請書2枚にサインを2箇所にし、最近撮った 5cmx5cm の 自分の写真 1枚 を貼って、東京インドビザ申請センター( 東京都文京区大塚3丁目5番地4号茗荷谷ハイツ1階)に行って受付をして貰います。 写真を貼った申請書とパスポートを受付に出し、5分ぐらい待つと、名前を呼ばれます。 この待ち時間は、その時の受付状況によるでしょうが、私は、3月3日(月曜日)の2時過ぎに行ったら、10人ほどしかいませんでした。 受付で、料金 ¥2,135− を払い、下のような受付番号が記載された受付書(受取書)を貰います。
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*カメラについて 今回も、2年前の 「オーストリア、スロバキア、ハンガリー、チェコ そして ドイツ」 の旅に際して購入した、 CANONのPOWER SHOT SX150 Is を使用しています。 このCANONのPOWER SHOT SX150 Is は、バッテリー用電池に単三x2個を使い、電池が切れればすぐに充電した電池に交換できますから扱いが楽です。 なお、メモリーは、SDHCの32GBです。 このメモリー容量なら、一応、10,000枚以上の撮影が可能ですから、今回の9日間の旅行でも、電池さえあれば、いくら撮っても、撮っても充分すぎるほどの容量です。 今回のスリランカ・インドの旅では、出国から帰国まで、ほとんどの場所を撮りまくっても全部で 1、612枚 でした。 |
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*カメラ用電池の充電方法 単三の電池は、撮影の多い日には、2本セットで、一日に3回(6本)ほどの交換となりますから、ホテルに入ったら、まず部屋のプラグを探して、充電式の電池に充電します。
●海外の異なったプラグ対応の汎用機がある。 いつも海外旅行では、電気のプラグの形状が異なっていて、電気機器の使用で大いに苦労しますが、私はもうすでに、海外の形状の異なったプラグに対応した汎用機をもっています。 これで、2つ穴も3つ穴も形状に応じて通電でき、充電器も使用できますから、愛用しています。 電圧の変換はしていませんが、これで充電できています。 なお、ホテルによっては、バス・ルームのドライヤーの付近に髭剃り用のプラグがあり、このプラグは、運が良ければ、日本のプラグと同じ形状になっていますので、汎用プラグを介しなくても、直接、充電器が接続できました。 |
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*通貨の問題 −両替は必要か? *スリランカでは スリランカの通貨の単位は、スリランカ・ルピー(Rs)です。 日本円との交換レイトは、 1.00 日本円 = 1.26 スリランカ・ルピー (Rs) 1.00 スリランカ・ルピー (Rs) = 0.78 日本円 2014年 3月初旬 現在。 円からスリランカの通貨へは、日本では両替はできないようです。 ガイド・ブックの情報では、現地では、日本の円やドルも使えるとのことで、円を持って行き、必要なら現地で両替すればいいでしょう。 今回は、阪急交通社が、スりランカに到着した第1日目に、¥3,000−を 3,600スリランカ・ルピー(Rs)に交換してくれたので、これを利用しました。 1.00 日本円 = 1.2 スリランカ・ルピー (Rs) 1.00 スリランカ・ルピー (Rs) = 0.8 日本円 ですから、まあ手数料を考えても妥当でしょう。 *スリランカの物価情報 ミネラルウォーターで50ルピー(約40円)とか。 コロンボでスリーウィラー(三輪タクシー)が1キロ、40ルピー(約32円)程度。 ローカルなレストランでの夕食が200ルピー(約160円)程度。 外国人向けレストランで、1,000ルピー(約800円)程度。 ミルクティー50ルピー(約40円)程度とか。 現地の生活なら日本と比べてかなり安くすむが、観光客用だと、ぼられるらしい。 |
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*インドでは インドの通貨の単位は、ルピー(Ruppe。Rs)です。 日本円との交換レイトは、 1.00 日本円 = 0.59 インド・ルピー(Rs) 1.00 インド・ルピー(Rs) = 1.68 日本円 2014年 3月初旬 現在。 円からインドの通貨へは、これも、スリランカと同様に日本では簡単には両替はできないようです。 ガイドブックの情報では、スリランカと同様に、現地では、日本の円やドルも使えるとのことで、円を持って行き、こちらでも必要なら現地で両替すればいいでしょう。 インドでも、阪急交通社が、インドに到着した第1日目に、¥3,000−を 1,620ルピー(Rs)に交換してくれたので、これを利用しました。 1.00 日本円 = 0.54 ルピー (Rs) 1.00 ルピー (Rs) = 1.85 日本円 となり、これは、すこし手数料をぼられた気がします。 *インドの物価情報 −とにかく、安い!? 水1Lボトル 10ルピー(約20円) マクドナルドのバーガーに飲み物とポテトをつけたセットは99ルピー(約170円)程度。 高級ホテル 5,000ルピー(約8,500円)〜 サイクル・リクシャー料金 1〜2ルピー(約2円) チャイ(ミルクティー) 5ルピー(約9円)以下 とか。 なお、お土産品などには、基本的に値札が付いていないので、金額は交渉次第です。 |
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*水道水の問題 アジアを旅するに際しては、もう現地の生の水道水は、絶対に飲まないと決めた方がいいでしょう。 ホテルにある湯沸かし器(湯沸かし器が無いときは、ミネラル・ウォーターを買ってきます)で、水道水を沸かして、ペット・ボトルに入れます。 気をつけなければいけないのは、歯を磨くときです。 つい、生水を飲む可能性がありますから、歯を磨く水も、沸騰水にします。 |
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*パスポートのコピーと現地での宿泊ホテル、現地連絡先のコピー、そして添乗員さんの携帯電話のメモは、財布に入れて、肌身離さず持っておきましょう! 本当に、海外では、よく迷子になったり、盗難にあいます。 そんなときのために、現地での連絡先を財布に入れて常に持っていることは肝心です。 *どうして、私が、迷子になった時の対応を強調するかというと! なんと、ツアーでの迷子の経験者だったのです。 |
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*気候について *スリランカの4月 年間を通じて、もっとも暑いのは5月だそうです。4月は平均して、25度〜34度程度。 低地と高地では、かなり温度差もあるようで、低地のコロンボでは、大体30度ぐらい。 服装としては、熱帯性モンスーン気候で湿度が高いため、コットン製の長袖の洋服がお勧めです。 低地では薄着を、丘陵地では軽い羊毛の衣類をお勧めします。 日中は、暑い中を歩き回るので、帽子やサングラスもあった方がいいでしょう。また、日焼けを防ぐために、薄い長袖シャツがいいでしょう。 国全体の年間平均気温は28度から30度程度で、昼夜の温度差は4度から7度です。 今回のスリランカでは幸い雨に会いませんでしたが、携帯用の傘は必需品です。 *裸足で、日に焼けた寺院の敷石は歩けない! 寺院の観光では、厚手の靴下は必需品! 旅行案内を見ると、寺院の観光では、外国人も靴を脱ぐので、厚手の靴下を用意した方がいいとありましたが、この案内は正しい情報を伝えていません。 寺院では、入口から裸足にならなければならないのですが、入口から本堂に行くまでの間には、かなりの距離に渡って敷石があり、この上を裸足で歩くことになります。 日中では、この敷石がもう日に焼かれていて、熱くて、熱くて、普通の日本人ではこの焼けた敷石の上を裸足で歩くことは出来ません! また、一部の寺院では、砂やレンガも敷かれています。これらは、チクチクと足の裏を刺しますから、かなり厚手の靴下でないとこれらを防ぐことはできません。 寺院の観光では、必ず厚手の靴下を用意しておいて履いてください。 *インド北部の4月 インドは、広いので、デリーでの気候です。 4月の平均最低温度は、21度、最高は36度。でも、降水量は、8.7mmと少ない。 今回のインドでの3日間では、朝方にスコールはありましたが、日中の観光では、1回だけ短いスコールに会いました。 朝方は、かなり涼しいので、半袖シャツにすると、日射しが強くて、かなり日に焼けますから、インドでも、薄手の長袖シャツがいいでしょう。 |
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