オーストリア、スロバキア、ハンガリー、チェコ そして ドイツ 10日間の旅行記
期間: 2012年(平成24年) 5月12日(土) 〜 5月21日(月)
ヨーロッパ旅行 その3
オーストリア | スロバキア | ハンガリ | チェコ | ドイツ |
いきさつと費用、出発の前に、地図のページ
◎オーストリア、スロバキア、ハンガリー、チェコ そして ドイツの旅 |
*いきさつ |
●オーストリアやチェコへ行こうと思った訳 ◎共産主義圏と資本主義圏との狭間がどうなっているのか 2010年(平成22年)にアジアでの共産主義を掲げた「ヴェトナムでの旅」で、あれほど資本主義の代表であったアメリカと激しく戦っていながら、なんと、現在はその敵国であったアメリカの通貨のドルが通用するという、かなり私にとっては、理解し難い現実を眼にした。 資本主義圏と共産主義圏との戦争とは何だったのか? 第2次世界大戦後の朝鮮戦争やヴェトナム戦争で主義や主張の為に尊い命をかけて、犠牲になった人々の思い、生き延びた人々の気持ちは、戦いが終わった今、どこに行ったのか? そして、共産主義圏の中心的な存在であったソヴィエト連邦の崩壊にみる共産主義の終焉。 この共産主義圏を代表とするソヴィエトと資本主義圏の代表であるアメリカが明確な形で対立していた東西冷戦時代の、その当時は東欧といわれていたチェコ・スロバキアやハンガリーなどが、今どうなっているのか。 さらに、現在も続く少数民族の独立の紛争はどうなのか。 チェコにおける抑え込まれた”プラハの春”は、今は、やってきたのか。 旅行会社の用意した主な都市を巡るパッケージ旅行では、細かな点は、当然分からないだろうとは、充分にわかってはいるが、とりあえず、中欧に行ってみよう! ◎ヨーロッパ大陸の西側は、訪問したので、段々と東側に移ってきた 2006年に訪問したロンドン、ドイツ、イタリア、スイスとパリ。 そして、2008年に行ったスペインとポルトガル。 この2回のヨーロッパ旅行で、一応、ヨーロッパ大陸の西側は、表面的にせよ見て来たので、次の目標は東へというわけでもある。 気候や風土。毎回ながら、旅をして感じるのは、いくら、テレビや映画でその地の情報に触れても、本当に「百聞は一見にしかず」を実感している。 残された時間は多くない。まずは、思い立ったら、行ける内にやってみよう! です。 |
*今回の旅行の前に
◎デジカメを新しく購入した。 以前から使用しているカメラ(フジ・フィルムのFINEPIX 4500)は、メモリーは32MBと一応、かなりの旅の記録には耐えられるが、液晶モニターのサイズも小さくて見づらく、また、写せる画素数も少なくて、何でもかんでも撮影するには、今いち不満足であった。 そこで、今回新しく CANONのPOWER SHOT SX150 Is を購入した。 本当は、もっと軽い型でポケットサイズのデジカメも検討したが、この CANONのPOWER SHOT SX150 Is にしたのは、 *電池が単三で交換できること これは、他のデジカメの多くが、専用の内臓型の電池を使用しているため、充電器も別途買わなければならず、私が今持っている、多くの単三型が充電できるものとの互換性がない。 また、単三型と違って、各社の専用の充電器は、将来使用できない可能性があり、無駄な投資になる。 *メモリーは大きな方がいい デジカメの利点は、とにかく撮れる物はとっておいて、不要なら、削除すれば良い訳で、そこで、SDHCの何と、32GBを買った。 これは、通常のA3サイズの FINE モードで撮っても、12,000枚以上撮れる計算で、これならメモリーを交換することもなく、10日間の旅でも、何も気にしないで、バシャ、バシャと撮れる。(本当は、デジカメですから、シャッター音は消せますが。) *実際に使ってみて A3サイズ(M1)なら、カメラでの表示は、撮影可能枚数は、実際の撮影可能数を超えているため、表示限度の4ケタの 9,999枚となります。 時々、フラッシュを使用する場合で、大体70枚から80枚をとると、2本の単三電池が無くなりますので、常に予備の電池を持っていて交換が必要です。 ここで、各国のプラグに対応した、汎用プラグと単三の充電器が力を発揮します。 モニター画面も綺麗ですし、動画も撮れますし、再生操作も楽で、結構重宝しました。 10日間の旅で、結局、撮った枚数は、1,700枚 でした。 これでも、頑張って撮影しましたが、案外少ない? *電池の充電方法 単三の電池は、撮影の多い日には、2本セットで、一日に3回ほどの交換となりますから、ホテルに戻ったら、まず部屋のプラグを探して、充電します。 今回の、ヨーロッパのオーストリア、スロバキア、ハンガリー、チェコ、ドイツでは、私の汎用プラグ対応機は、現地の220Vとかに問題なく充電できました。 ホテルによっては、バス・ルームのドライヤーの付近に髭剃り用のプラグがあり、このプラグは、運が良ければ、日本のプラグと同じ形状になっていますので、汎用プラグを介しなくても、直接、充電器が接続できました。 愛用している、汎用プラグ対応機(左側)と単三電池の充電器です。 ◎スーツケースも新しく買った。 いつ買ったかもう記憶に無いほど昔に買ったサムソナイトの旅行用スーツケースは、車(キャスター)のゴムが減って壊れ、また、ハンド・キャリー用の上下するバーも無いため路上の搬送が面倒で、さらに、かなり重量があるので、今回思い切って新規スーツケースを購入した。 購入に際し、まめな私は、有楽町のBICカメラの旅行鞄売り場や、他のデパートでもいろいろとみて、勿論価格も比較して、最終的に、スポルディングのSP-0614-67 というのに落ち着いた。 これは、重量 5.7Kg、 容量 85L と軽くて、中にはポケットも多くて、よかった。 |
*旅行費用 今回も、旅行プランを実行に移すに際し、日本旅行、JTBなどと、今までの海外旅行で利用した阪急交通社のパンフレットを取り寄せ、訪問地・価格などを比較検討したが、またまた、三食付の阪急交通社の「ゴールデンルート 中欧 心躍る旅 10日間」がフィットしたので、5月の連休明けを申し込むつもりで、4月に阪急交通社のサイトにアクセスしたら、なんと、もう満員で、受付が終わっていた。 そこで、日にちを変更するなどの検討をしていたら、5月12日出発で、「中欧5カ国周遊 10日間」が、北京経由ではあるが、燃油サーチャージ込みで、¥200,000−の案内が来た。 この料金は他とも比べて、かなり、安いので、さっそく申し込む。 最終的な旅行代金は、 ●基本 旅行費 ¥200,000− (3食、ホテル代込) 一人部屋追加料金 ¥35,000− 国内空港施設使用料 ¥2,040− 旅客保安サービス料 ¥500− 中国出入国税 ¥2,500− ドイツ出入国税 ¥7,600− −−−−−−−−−−−−−−−−−− 小計 ¥247、640− ホテル変更戻り −¥2,350ー (旅行案内で予定していた、ザルツブルグの宿泊ホテルが、 ドッグ・ショーの開催で取れず、ホテルの変更で払い戻しとなった。) =================== 最終合計 ¥245、290− 他にも、ツアーでオプショナル料金が発生するのもありますが、私は、参加していません。 枕銭や個人的な飲み食いは、当然、別途かかりますよ。 |
●中欧に行く前に | |
*通貨の問題 | |
ユーロ圏
欧州連合条約でユーロ移行義務がある欧州連合加盟国
ユーロ導入義務がない欧州連合加盟国
協定によりユーロを使用している欧州連合非加盟国
協定なしでユーロを使用している欧州連合非加盟国
●ハンガリーとチェコでは、ユーロが使えない? 今回訪問する、ドイツ、オーストリア、スロバキアでは、通貨としてユーロが使えますが、ハンガリー(フォリント)とチェコ(コルナ)では、2カ国ともECには加入していますが、まだ、通貨としてのユーロが正式には使用できません。 でも、ハンガリーでも、チェコでも、街のほとんどの店で、ユーロが使えました。お釣りとしては、現地の小銭で返ってきますが、ツアーの同行者が店員に強引に、”ユーロ・カムバック”と言ったら、お釣りも、ユーロのコインで戻ってきましたよ。 |
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*水道水の問題 旅行案内では、ドイツ、オーストリアとハンガリーの水道水は飲めるとのことで、他の、チェコやスロバキアの水道水は、気を付けてミネラル・ウォーターを買った方がいいとのことでしたが、かなり、お腹がデリケートな私でも、チェコの水道水でも、スロバキアの水道水でも、別に、お腹には問題ありませんでした。 |
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*パスポートのコピーと現地での宿泊ホテル、現地連絡先のコピー、そして添乗員さんの携帯電話のメモは、財布に入れて、肌身離さず持っておきましょう! 本当に、海外では、よく迷子になったり、盗難にあいます。 そんなときのために、これらは、必須です。 *どうして、私が、迷子になった時の対応を強調するかというと! なんと、ツアーでの迷子の経験者だったのです。 |
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◎いつもは持って行くけど、今回持って行かなくて困ったもの。 -スリッパ- 整腸剤や使い慣れた歯ブラシ、爪切り、洗濯バサミなどの他にいつもは、スリッパを持って行くのですが、今回は、機内持ち込み用のウエスト・ポーチが小さくて、スリッパまで詰め込めないので省いたのですが、これは、持って行った方がいいです。 特に長時間乗っている飛行機の中で、ウロチョロする際には、靴よりは楽ですし、ホテルの室内での使用もできます。 |
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*気候について 今回訪問した、オーストリアなど中欧の位置は、大体、日本でいうと、北海道の札幌と考えればいいようです。 (どこかのビール会社のコマーシャルで「ミュンヘン・札幌・ミルウォーキー」というのがありましたね。 ●でも、橋の上とかナイト・ツアーは寒い! 自由行動で、ブダペストの橋を渡ると、風が強くて、かなり寒かった。 また、ドナウ川のナイト・クルーズでも、方向によっては、冷たい風が吹いていて、ダウン・ジャケットもあればよかった。 |
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